2007年9月30日日曜日

今日の収穫





せっかく田舎暮らしを始めたのに、毎日 あわただしく過ぎてゆく。日曜日くらい散歩しようじゃないか、ということで今日の午後はたっぷり歩いた。森は秋の気配に満ちている。そこらに落ちているどんぐりや松ぽっくりを拾い、野草を摘む。家に帰って飾ってみたら、なかなかいい感じである。ついに生活が大草原の小さな家化してきたワ、とにんまりする。とはいえ運動不足で足腰が微妙に痛い。

2007年9月29日土曜日

目の前にひろがるもの

ここコルニヨン・コンフーは丘の上にそびえたつ。さっき歩いていたら夕方の冷たく澄んだ空気に、なだらかな景色が遠くまで遠くまで続いていた。こういう自然の中で暮らしたことがないので、時々信じ難くハッとする。

2007年9月28日金曜日

うちでごはん




作るより食べる方が好き!と言い続けてきた私だけれど、なんだか最近作るのも楽しい。今週は彼のおばあちゃん、マミーにフランスの家庭料理を習っている。冷蔵庫にあるものでちゃちゃっと作って美味しいもの、それが本当の家庭料理だと思う。そしてお肉を使わなくてもおなかっていっぱいになるもんなんだな。①ズッキーニのオムレツ:ズッキーニの皮をむき、輪切りにする。フライパンに油をいれ、ズッキーニを浸して蓋をする。ニンニクを加えて香りをつけ、時々かきまぜながらキツネ色になるまでおく。卵をボールに割りいれ、塩コショウし、フライパンにかぶせて一緒に焼く。とろとろの半熟めが美味しい。②ネギのベシャメルソースがけ:ネギを4等分に切り、柔らかくなるまで煮る。ベシャメルソース→牛乳半カップ、粉末ミルク大さじ3、水半カップを小さい鍋にいれ、バターを加えて火にかける。バターを少しずつヘラでとかす。小麦粉大さじ1を加え、泡だて器でダマにならないようにかき混ぜる。(あれば)ナツメグを一掴み入れると香りが出る。プロセスチーズを適当に加えて混ぜる。火からおろしグラタン皿にしいたネギにベシャメルソースをかけ、チーズをかぶせてオーブンで30分こんがり焼く。バターライスとよく合う。

2007年9月25日火曜日

本を積めこむ石の箱




指折り数えて楽しみにしていることがある。ここコルニヨン・コンフーに、もうすぐできるという図書館だ。引っ越す前からこの図書館建設計画は聞いていたし、引っ越してからは毎日のように進み具合をチェックしている。先日こらえきれずに工事中のおじさんに聞いたところ、あと2,3ヶ月はかかるという。「ここで働く人?」と聞かれたので「いえ、ただ本が好きなんです。」と答えた。そして今日新聞を読んでいたら、この工事についての記事がある。石造りの家の並ぶコルニヨン。ところが石を積み重ねていく作業には特別な技術がいり、今ではこの技をもった職人さんはすごく少なく、わざわざ遠くから来てもらっているのだそうだ。その図書館のすぐ横には日本でいうところの公民館のような建物があり、私はここでソルフェージュのレッスンをしている。隣は小学校。この文化的?な広場に火曜日の朝は野菜売りのおにいさんが来る。今朝は果物をたくさん買った。

2007年9月17日月曜日

喜べカラダ


最近はまっている生果物のジャム、お気に入りはバナナジャムだ。
バナナ約1キロ、砂糖800グラム、生姜ひとかけを大きな鍋にいれてグツグツ煮る。ヨーグルトにかけたり冷たいショコラ(チョコレート粉末と牛乳をまぜる)に加えたり、とにかく美味しい。美味しいものを食べると嬉しい。心と身体はがっちり繋がっていて、どっちかが悲鳴をあげたら共倒れだ。私の一日はたいていヨガから始まる。朝起きておなかが空っぽのときに、深く息をすって一人で黙々とやる。この一人でというのが大切で、たとえば昨日の疲れとか、すっきりしない気持ちとかが、自分と向き合ってゆっくり身体を伸ばしていくうちに、すうっと抜け出ていくような気がするのだ。張りつめていた気分もほぐれて優しい空気も生まれる。ヨガの植田明子先生には4年前にパリで出会った。ちょっと参ってるときだったから衝撃的な出会いに思えた。それから行き詰まる度に、大丈夫!うまくいくよ!とヨガを通して導いてもらって今に至る。先生が東京でワークショップをされると聞いたので、本日は勝手に宣伝なり。

9月30日9時20分〜11時20分
阿佐ヶ谷地域区民センター(JR阿佐ヶ谷駅南口徒歩2分)
参加費3000円☎03ー6762ー8777

www.yogadojo.net

2007年9月10日月曜日

仕事始め



日本の桜の季節がそうであるように、フランスでは9月が新年度。子供も大人も長いバカンスからゆっくり腰をあげ、新しい生活をスタートさせる。そういうわけで私も仕事始めである。引っ越しを決めた数ヶ月前からコンサートをしたりチラシをくばったりして音楽教室を立ち上げる準備をしてきた。そして9月最初の日曜日、いろいろな教室(運動系、美術系など)が町中の広場で一日宣伝をする、という企画に参加した。折り紙でピアノをたくさん作ってデコレーション。役場の協力もあり、まだまだ少人数だけど、今週からレッスンをすることができるようになった。ソルフェージュのレッスンでは視聴時間をもつことにし、紙芝居を製作中。一作目は今年没後100年のグリーグの組曲、ペールギュントより。まずは私が楽しんでいる。