お葬式の前日には
妹のパートナーの
家族がボルドーから到着し
皆で作った
お母さんの好物であった
プロヴァンスのケーキを食べました。
そしてお葬式。
11年前、
まだ知り合いの少なかった私たちが
ささやかな結婚式を挙げた
小さな教会に
たくさんの方が集まってくださり
皆で悲しみを分かち合う
温かい式になりました。
棺の上には
お正月に撮った笑顔の写真と
娘の絵
前日のコンサート会場から
ピアノを運んでもらい
夫は悲しみを堪えて
お母さんの好きだった
リストとモーツァルトを三曲を
弾きました。
いつも気丈なマミーが
やっと娘の不在を実感し
泣き崩れた時
心が折れそうに悲しくなりました。
孫たちでずっとマミーを
抱き支えていました。
式の後、お悔やみを言いに来てくれた方たちの中に
お母さんのお友達が何人もいて
あなたのことをいつも話していたの
とても自慢していたのよと
優しく抱きしめてくれました。
お母さんがずっと戦っていた
心の病や
愛して止まなかった動物を通じて
こんなにお友達を作っていたんだ
私のことまで話していてくれたんだと
驚きました。
翌日妹がマミーを連れて
ボルドーに帰り
家に帰ると言い張るお父さんも
今朝一旦帰ることになりました。
3人の生活が再開です。
自宅の前で意識を失ったお母さんは
前日に孫たちに会い
最愛の夫と動物たちの近くで
逝きました。
きっときっと幸せだった。
日常の宝物に常に感謝することを
お母さんが身をもって
教えてくれたんだと
思うことにします。
お母さん、ありがとう。