2015年1月15日木曜日

アフターシャルリー



シャルリー・エブド事件から1週間。
いたって平和な我が家の風景↑

大きなストのあった日曜日、私は親戚の集まりで
夫の実家にいた。

娘のお昼寝中に皆でテレビを前に
(我が家にはテレビがない、画面はたくさんあるけれどテレビのアンテナがないので
インターネットかDVDしか見れない)
デモに集まった人数と、各国の首脳たちの行進をびっくりしながら見た。

フランスはなにか突然、団結しているように見えた。

4年前に震災が起こった日本をみて
俺たちは絶対あんなふうに団結できないだろう、と自嘲していたフランス人達が!


このストの意味はなんなの?だれに反対してるの?と

外国人の嫁の特権で聞くと
テロリストだよ!と家族が答えた。

そうかテロに対してか

たしかに
 私はイスラム教徒だ
 とか
 ユダヤ教だ

という
プラカードもいくつか見える。

神様達はバカンス中というユーモアのあるイラストは
いいなと思った。

ここ数日のフランスはピーンッと張りつめていたから。



さて昨日の朝レッスンをしていると
中学生の生徒さんが

 私たちが先週ここでピアノを弾きながら笑っていたとき
(笑っていたっけ?)あんな悲惨な事件が起こっていたなんて
 信じられない

と言って

わたしはシャルリーと
ホワイトボードに書き残して行った。

わたしはシャルリーはすっかり流行語のようになって
T シャツは売り出される、歌も出てくる‥

その一方で学校で黙祷を拒否した子供達の話もいくつも聞く。
過激すぎたシャルリー、いい気味だと言うんだそうで
先生はそんな時どんなふうに対応するんだろう。
Facebbokでは私はシャルリーではないとか
これは政治策略だとか
そういう反論もさっそくでてきたり、実は全然団結していない。

そりゃそうだ。フランスだもの。
守りたかったのは表現の自由、いろんな意見がある。




それにしても
事件後にジャーナリズムに踊らされるこの感じ、あーあーなんだか嫌だなあ


というのが結局
私の感想。