2015年6月8日月曜日

5年 ! 5ans !


Le dernier concert des samedis classiques sasion 5,
merci d'être venus si nombreux, dans une petite salle au mas des aires,
nous étitons serrés, chauds, mais très heureux.
Voilà encore une saison est finie, merci à tous qui nous ont soutenu, et Bravo aux artistes!
nous allons reprendere en novembre...


5年目の土曜クラシックが終わりました。

私たちの村の小さな会場いっぱいいっぱいに
お客さんが入ってくださり

この日は35度、もちろんクーラーなんてありません‥

暑くて暑くて
もうメイクも剥がれるほど汗をかきながら
でも幸せな気持ちで演奏してきました。


いつものように夫の挨拶で始まったのですが
さて5年たちましたと言っただけで
ブラボーーー!と叫んで下さって
すでに始まる前からアットホームな雰囲気。

これこれ、この雰囲気がこの小さなコンサートシリーズの醍醐味です。




5年前に
11月から6月まで
月一でコンサートを企画する、と言い出した夫に
えっそんなめんどくさいこと
無理無理無理!と即答したけれど
たくさんの出会いに恵まれて
なんとか
続けて来れました。


今のところ殆どのゲストは友人、またはその友人、という
信頼関係の上に成り立った大好きな音楽家の方ばかり


びっくりしたことに
こんな小さなフェスティバルでも
毎日のように
演奏依頼のメールや電話が来るのです。


パリという美しい大都会で
夫がパニック障害を発症して

ひとりで外に出られなくなり

太陽の降り注ぐ南仏の小さな村に移り住もう
そこでふたりで音楽をやっていこうと決めたのが
今から8年前。

こののんびりした田舎と
青空広がる気候が合っていたのか
彼は
電車や飛行機に乗らず
車で生活している分には
何の問題もないくらいに良くなりました。




だから
このコンサートシリーズは
私たちを救ってくれた大好きな村で
クラシック音楽をたくさんの人と共有したいという
単純な気持ちで始めたものです。


その単純な気持ちだけでは足りなくて


ブルジョア過ぎる意見や
カジュアルすぎる意見に
落ち込むこともあるし


ゲストやスポンサーとのやりとり、
ポスターを作り、ポスターを貼って
ネットでの宣伝、会場作り‥
すべて手作りで
あっという間に毎月が過ぎて行きます。
私たちの生活の糧は
教える仕事にあり
たまの演奏活動はボーナス

そしてこのコンサートシリーズでの報酬は
マイナスが出てないだけいっか!
という感じです。


来てよかった!と言って下さる
お客さんの笑顔と
あたたかく鳴り続ける拍手が
何よりのご褒美

なんて言ったら
そんなバナナ!と

笑う人もいるかもしれない


それでも
この活動が私たちにもたらした
いろいろな経験は
宝物なのです。

アンコールに
昨年、一昨年と
土曜クラシックに3回も出演してくれた
私たちが大ファンのピアニストで作曲家の
マチュー・ステファネリ氏の
流れ星という曲をやりました。

出版された楽譜に
土曜クラシックの名前を入れてくれた
これもまた私たちの宝物です。






演奏に来て下さった素晴らしいアーティストの方々、
支えて下さった友人達、足を運んで下さったたくさんのお客さんに感謝します。
また会いましょう!