今年は幼児クラスを3カ所で!
とはりきっていたのだけど
うまくいったりいかなかったりで、
実はちょっと悩んでいました。
本音を言えば、今まで準備して来たプログラムを
3カ所でまわせばいいと思っていたのです。
けれど
保母さんたちの会での音楽の出前(1歳から3歳が10人以上)と
うちの教室のお母さんとちびちゃん(今のところ3歳が5人)のクラスでは
同じことをしても反応がぜーんぜん違う。
同じ課題があちらでは難しすぎたり、こちらでは易しすぎたり、
グループレッスンというのは人数が多ければ多い程
個人レッスン以上にその場の空気に合わせて臨機応変にしなければいけない
ライブ感がある。
私はせっかく準備したプログラムを意地でもやらなきゃって
ちょっとムリをしていたかもしれない。
そのことにやっと気づいたのです。
プログラムの対象はちびちゃんだけでなく、一緒に授業を受けてくれる
保護者の方達でもあります。
たとえば保母さんたちは歌うのも踊るのも
さすがちびっこのプロ、というか
いつもノリノリで人数も多いし盛り上げてくれます。
だけどお母さん達にとってはやっぱり我が子のお勉強、
いつか楽器を習わせるために‥というべつの熱心さがあります。
まず、赤ちゃんが20人以上いた保母さんの会には
時間を短くして、2クラスに分けてもらうようにお願いしました。いきなり声が枯れちゃったのです。
そして今日はうちの教室の子供達に
手作り音楽ノートを渡しました。
英才教育の盛んな日本とちがって、フランスでは
アルファベットの文字を習うのも年長さん。
文字をつなげて言葉や文章を書くのは一年生と、のんびりしています。
だから音を書いたり読んだりするのは
3歳ではまだ難しいかもしれないけれど、シールを張ったり色を塗ったりして
少しずつ耳だけでなく紙の上の目に見える音楽にも慣れていってほしい。
そしてこれは、少人数のクラスで、机と椅子の揃った役所の部屋を
借りられてこそ実現したのです。
ノートを渡すとちびちゃんもお母さん方もとっても喜んでくれました。
そしておうちでも復習しますって言いながら帰って行きました。
こんな時はヤッタ!という充実感がある。
気持ちが簡単に上がったり下がったりする単純な私です。
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