彼女のかっちりときれいなバッハとモーツアルトには お客さんも思わず引き込まれて盛大な拍手が。 それなのに演奏後に本人は 間違えた‥と言って涙を見せたのでびっくりしました。
まちがいなんか問題じゃないよ、音楽が伝わって来たよ! と慰めながら 思うようにいかなかった、と妥協しない姿勢に えらいなあと感心しました。 こういう子はどんどん伸びますね
さて個人的には怒濤の週でした。 毎日のレッスンの合間に 両親学級やエコーに行き、 予想外に大きくなったメロディカちゃんにホッ。 金曜日は産休を機にやめることにしたもうひとつの教室の引き継ぎをして 仕事納め。
この発表会が終われば本当に気持ちが楽になって 出産に集中できる、という想いがありました。
2月3月はお休みになることが多いので 今のうちに、とずいぶんペースを上げて 宿題もばんばん出してきましたが 弱音を言わずに ちゃんとついてきてくれた子供達に感謝です。
そして発表会後のアペリティフでは 親御さんたちとおしゃべり。
たくさんの先輩ママさんたちにお話を聞いたり 励ましを頂きました。
出産ギリギリまで、そして出産後もなるべく早く復帰して仕事を続ける、 と決めている私にとって 生徒さんたちのこの暖かい協力には 本当に支えられています。
レッスンに来る子供達も毎週 おなか大きくなったね!とか赤ちゃん元気?とか 話しかけてくれて顔がほころびます。
私自身、 小さい頃は母がピアノを教えている部屋で 宿題をしたりして 生徒さんや親御さんにずいぶんかわいがってもらった記憶があります。
一人っ子だったので自分が大きくなってからは
母の小さい生徒さんが妹や弟のようにかわいく
お小遣い代わりに
下見やソルフェージュのレッスンを持たせてもらっていました。
のんびりした時代だったし 母も見えないところでずいぶん気をつかったんだろうし、 生徒さんに甘えちゃいけない、と いつも思っていますが 産まれてくる赤ちゃんの周りが すでに暖かい空気でいっぱいなことには やっぱり幸せを感じます。
メロディカちゃん、外の世界はこんなにいいとこだよ 楽しいことがたくさん待ってるよ
と、言ってあげたいのです。
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