2015年3月31日火曜日

Spring has come !

Le printemps arrive chez nous !

春がやってきました。


ひつじ、見に行こうか?

といつも丘の上から小さく見えていた羊の群れを見に行くと

ひつじさん、いっぱーーーーーい!

と娘は大興奮。

つるつるに刈られた春のひつじたち、
ピョコピョコ飛び回る赤ちゃんもかわいい!






小さな春を摘んで帰りました。


Life is beautiful !



2015年3月26日木曜日

サーカスのこども Les enfants de cirque



Ce mois ci  il y avait des concerts tous les weekend chez nous 
et ma fille réalise  le métier de ses parents.
Et voici un petit dessin de mon élève ... Car en ce moment, elle m'a dit,
il y a des enfants de cirque à l'école.
Cela me donne beaucoup d'imagination !

今月我が家は企画から演奏と、ほぼ毎週末コンサートがありました。
その度に娘はいつもと違う空気を感じ、いつもと違う人々に出会い、
なんとなく両親の職業を理解しているようです。

パパのコンサートにて。この日は音楽院の講師演奏会でした。

そして上の絵は私の小さな生徒さんが描いてくれました。
どうしてピエロ?と思ったら
サーカスの子供達が特別転入生としてクラスにやってきたんだそう!

そういえば 近くにサーカスの大きなトラックが停まっています。

パパやママがショーの準備している間にその子達は私たちと
勉強するの、でも帰ったらアクロバットの練習もするんだって!と
興奮して教えてくれました。

へえーっそりゃすごいね〜


と、私もその瞬間、心はサーカスの子供になっていました。









2015年3月21日土曜日

サヨナラの予感



ぎょっとされることが多いので
フランスではあまり口外していませんが
じつは いまだに授乳をしていました。

2歳になったらやめようね
おっぱいバイバイね、と
毎日言い続けて2ヶ月。

言ってみれば親離れ子離れのお話である
宮沢賢治の『いちょうの実』の紙芝居コンサートをした日曜の夜

嘘のように
娘が突然
パパとねんねすると言いだしました。

それから一週間。
まだときどきお昼寝のときに欲しがりますが
夜はほぼ毎日おっぱいなしで
パパに絵本を読んでもらって寝付くパターンができました。


びっくりしたことに大好きなシルバニアファミリーで
おままごとをしながら
赤ちゃんに
ねんねね、でもパイいいね、いらないね、と言ったり
お絵描きをしながら丸をたくさん描いて
おっぱいバイバーイとつぶやいているのです。

おっぱいをあげているんだそう

なんてこった!!
ちゃんとセレモニーをしている。。

うろたえたのはこっちです。

少し前まで夜泣きで疲れ果ててもう限界!と言っていたのに
こうなると
ぽっかり空いた穴がふさがらない。。


ばっさり切ろう!と決めてやって来た美容院の鏡で
あら、私長髪いけてる‥?と後悔するときのような

いやそんな軽い気持ちではなく
いつも振り回されていたけれど大好きな恋人に
とつぜん別れを告げられたような‥

この喪失感たらなんだろう。

産まれたばかりなのに上手に吸い付いてくれたこと、
本番前にストレスで乳腺炎になったこと、
疲れた時、痛かった時、眠かった時、
どんなに泣いてもおっぱいをあげれば安心して幸せそうな顔になったこと、
パイ、パイ、とかわいい声で甘えて頼んだこと、
あんまりどこでも頼むので恥ずかしくてダメッと叱ったこと
最近ではおしゃべりになって
夢、パイほしいなーと言ったりして、だいぶ抑えていたのに
かわいくてあげてしまったこと‥

25ヶ月、毎日続いたおっぱいライフが走馬灯のようにかけめぐり
涙がこみあげてきます。

なーーんてこった
なーんてこった

娘の成長の方がやっぱりずっと早いようです。


親って切ないなあ。
切ないのをこらえて笑うんだなあ。








2015年3月16日月曜日

雨の下のいちょう


Le cocnert Kamishibaï à Entressen
Merci à Muriel et l'assosiation Entre ces mots , et les amis & ma famille qui m'ont aidé pour tout....!



アントルサンでの紙芝居コンサート、終わりました。
あいにくの雨のなか
地図でも見つけにくい場所だったにも関わらず
私の小さな生徒さんたちも来てくれて嬉しかったです。




私たちがピアノをカスタマイズして
紙芝居コンサートを始めた去年の5月から4回目の舞台でした。

宮沢賢治の『いちょうの実』は
いちょうのお母さん(木)と、彼女の子供達(実)の旅立ちのお話で
私は母になった年にこの挿絵を描きました。
娘もまだ赤ちゃんだったのでよく寝てくれて、彼女が眠ったとたん
絵筆を握り、ピアノを弾いた日々を思い出します。


もう赤ちゃんではないけれど、お昼寝の間や夜眠ってから
サイレントピアノで練習するのは相変わらず、
シッターさんに預けるのは教えている時間だけなので
幼稚園に行くまではこんな感じが続くことでしょう。

育児もしたい、家事もしたい、教えたい、弾きたい、描きたい‥たいたいばっかりで
なにもかも中途半端ではいけない、と思いながら
これが私らしいバランスなのかもと思います。

昨日のコンサートの間、パパとおじいちゃんおばあちゃんと聴いていた娘は
こらえきれずに最後の拍手のあとで舞台に走って来てしまいました。
小さな会だったので皆さん暖かく笑ってくださりホッ。。。

後から
いちょうのお母さんと娘さんを抱いたあなたの姿が重なりましたと
言って下さった方や
感動しました!と言いに来てくれた中学生の女の子達、
作曲者や作品について質問を受けたり、

思いがけず知らない方にもたくさん声をかけて頂きました。

朗読のミュリエルと暖かく迎えてくれたアソシエーションの方々、
そしてピアノ運送を手伝ってくれた友人達、娘をみてくれた家族に感謝します。


本当にひとりじゃなんにもできないもんなあ。



2015年3月11日水曜日

3,11 

Dans le cadre des poètes de printemps avec l'association Entre Ces Mots Poésie,
je présente le concert Kamishibaï "le monde de Kenji Miyazawa, poète japonais.
Merci à Muriel, présidente de l'association, et ma chère conteuse !
3月には毎年、詩人たちの春というキャンペーンがあります。
国内国外の詩をいろいろな形で紹介するイベントが各地で開催されます。
朗読コンサートのパートナー、ミュリエルのお誘いを受け
私も宮沢賢治の紙芝居コンサートで参加します。


Aujourd'hui c'est le 11 Mars.

Cela fait 4ans depuis la catastrophe du Japon.

Kenji Miyazawa vient du Tohoku, le région où a eu lieu ce terrible seisme...


3月11日。

あの信じられない災害からもう4年です。

東北出身の宮沢賢治の澄み切った世界観を
私なりに伝えられますように、
気持ちを込めて演奏したいと思います。



2015年3月10日火曜日

ピアニスト成嶋志保さんを迎えて

Nous avons accueilli Shoho Narushima, excellente pianisute que j'aime beaucoup
  à Eglise St.Pierre de Grans.
Avec un programme très raffiné, le public était sous son charme.
J'ai rencontré Shiho il y a 15 ans quand je suis arrivée en France.
Quel plaisir de l'avoir revu chez nous en Provence !

先週末、隣村グランスとの共催で行われたコンサートのために
ピアニストの成嶋志保さんが来て下さいました。



私が留学した15年前からの知り合いで歳も近いので
しほちゃん
と気軽に呼ばせてもらっていますが
世界的に活躍される素晴らしいピアニスト。

日本でもすっかりおなじみの
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の常連ゲストでもあります。

私がパリから南仏に引っ越し
彼女もニューカレドニアに移住したりで
しばらく会えずにいたのですが
フランスに戻ってきましたーというメールをもらったので
土曜コンサートにぜひ!とアプローチしたのです。
現在はナント在住。

心配されたミストラルが吹き荒れることもなく
穏やかな晴天の土曜日の夕方、
グランスの美しいサンピエール教会いっぱいにお客さんが入りました。

1部はラモー、デュポン、タイユフェール、サティのフランス音楽、
2部はグリーグ、リスト、シューベルト=リストのロマン派という
渋い詩的なプログラム。

個人的には学生時代に勉強した
女性作曲家のタイユフェールと
初めて耳にするいかにもフランス!なデュポンを聴けて感激しました。

私はしほちゃんの奏でるエレガントな音楽はもちろん、
彼女のセンスが大好きなのですが
今回のドレスも素敵でした。

なんとお母様の手作りだそうです。


教会に響く割れるような拍手と
スタンディングオベーション!




そして彼女には我が娘とひと月違いの男の子がいるのです!
明るく優しい日本人ピアニストさんに
娘はすっかりなついて、しほちゃんしほちゃんと追いかけ回していました。

あら、ここにもファンがひとり!

成嶋志保さん、すばらしい週末をありがとうございました。

2015年3月2日月曜日

喜劇で!


En aPARthé(s)... J'adore !

先日
ものすごくひさしぶりに
大好きなサロン・ドゥ・テに行きました。

そこで偶然
在仏歴30年以上という大先輩の日本人女性に出会い
その方がとても素敵だったので
ウキウキッと なりました。

未来を案じるより
希望をもってすすもう!

人生が喜劇になるか悲劇になるかは
自分次第なのだと思います。

私はぜったい喜劇がいい!

日本のおばさまに会ったのがよっぽど嬉しかったのか

さいたーさいたーチューリップのはながーーと
歌いながらクルクルターンしてはしゃいだ娘も
どうやらかなりの喜劇系のようです。




今日はひなまつり!