2010年1月25日月曜日
引退
「私もあなたたちが恋しいわ!」
という一行で始まったのは
私たち夫婦の懐かしい恩師のお便り。
遅ればせながら新年のご挨拶を送ったところ
今朝さっそくお返事が届いた。
達筆すぎて読みにくい
懐かしい懐かしい先生の字。
学校を退職されたというびっくりするニュースを聞いて
なんと書いていいかわからず
あけまして‥という決まり文句のあとに
「先生が恋しいです」
なんて子供のように付け足してしまった、その言葉を
ちゃんと受けとってくださった。
私が留学した10年前に既に80歳近いという噂のあった先生なのに
いつまでもあの学校でびしびしレッスンをされていると
なぜか誰も疑わなかったのだ。
先生から教わった事は
今仕事をするうえで、ものすごく役に立っている。
目を開いて
耳を澄ませて
心を込めて
正確に。
いちばん美しいのは、いちばんシンプルなもの。
今の私には学生時代のように、毎日5時間も6時間も練習を重ねることは
なかなかできず、恥ずかしくてもう長い事レッスンには行っていない。
それでも毎日できることをやろうと思っている。
やめたらそこまでだと思っている。
先生のカードは「ぜひ近況を知らせてください。メルシー、メルシー」と締めくくってあった。
次回パリに行ったら
先生に会いに行こう。
"Vous me manquez aussi!"
La lettre de Mme Bonjean,notre professeur de piano a commencé par cette phrase.
Comme j'ai appris son départ à la retraite,qu'on croyait impossible,
je ne savait pas quoi écrire sur la carte du nouvel an.
J'ai finalement juste ajouté une phrase: "vous nous manquez" .
Alors Mme Bonjean a tout compris.
Ce qu'elle m'a appris me sert beaucoup pour donner des cours aujourd'hui.
Regarder bien la partition avec ses yeux.
S'écouter avec ses oreilles.
Jouer avec son cœur.
Ce qui est le plus beau,c'est ce qui est le plus simple.
La prochaine fois,nous allons aller la voir.
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