ただ夢中で

我が家の
なんちゃって和室（黒猫エベンヌが来て以来畳は痛みっぱなしだけど‥）から
見える月。

日が暮れて2階の雨戸を閉めるとき
私はいつも深呼吸をする。
この夜は
私たちの住む丘の向こう側で
街の灯りが湖に映ってとてもきれいだった。




今週は
幼児クラスの仕事がふたつあって
準備に追われていた。
寝ても起きてもプログラムを考えている感じ。

月曜日は新しい赤ちゃんクラブ。
ちょうどこの湖の向こう側の街にある。

夏に一通のメールをもらった。

私に初めてベビークラスの機会を持たせてくれた
保母さんアソシエーションにいた人たちで、
最近新しい組織を作ったそうだ。

その元の大きなアソシエーションで
私は3年間、3クラスを受けもたせてもらった。
だから今回依頼を受けて嬉しかったし
新しい会に興味もあった。

まずは1クラスで、と言われて行ってみたら
小さい子が20人以上。プラス保母さんたちが10人くらい。

わたし、最後の方は声がかすれてしまう。
小さな会場だから子供達もあまり動きまわれない。
終わってから、やっぱり２クラスでいきましょうと話し合う。




ここにも
4年前に最初のアソシエーションの面接で
大丈夫よ！一緒にやりましょう！と励ましてくれた人がいたので嬉しかった。
彼女は大きなアソシエーションの発起人で
最初は自宅で近所の子供達を預かっていたのだそうだ。
ただ子供達を預かるだけでなく
いろいろな行事や授業を企画して少しずつ人数が増えて、
今ではこうして第2の会ができるくらい規模が大きくなった。

面接当時、私たちは南仏に引っ越して来て教室を開いたばかり、
保母さん達の真面目な姿勢やエネルギーに圧倒された。

一方今日は我が教室での初めてのベビークラス。
はりきってたんだけどなあ
やっぱりぜんぜん人数が集まらなくって落ち込みそうになったけれど
そのぶん、ひとりひとりに注意が向けられたし、 じっくりやっていくのも悪くないかな、と思った。
 

人数が少なくても本当に興味のある人が来てくれたのだし

またここから何かに繋がって行くかもしれない。


そしてこんなふうに頭を切り替えられたことに自分でびっくりする。
何を教えたい、という最終目的地というか
軸を持っていれば臨機応変も気にならない。

というわけで、今年は3カ所でベビークラスのレッスンをすることになりました。
加えてピアノの生徒さんは約40人、
コンサートの予定もぼちぼち‥

ほんとにできるの？

なんて考え始めるとくじけそうになるけれど
時間が空けばお風呂入って読書して気分転換。



ただ夢中でやってるうちに
できるようになってたこと、そういうことが
増えてるといいなあ


もうちょっとして落ち着いたら。

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