2013年1月29日火曜日

ごめんエベンヌ Désolée Ebène

「こねこのぴっち」ハンス・フィッシャー

Ebène est malade.
Elle ne mange plus, elle dort tout le temps devant le chauffage...

甘えたがりのうちの黒猫エベンヌが
夜中に
私と私の抱き枕の間に無理矢理割り込んでくるとき、
レッスン中に寂しくなってドアの前で鳴くとき、
うるさいなあーとか
じゃまくさいなあーとか
言っていたら

病気になってしまった。


先週の半ばから
ごはんを食べなくなって
気づいたらいつも寝室の暖房にくっついて丸くなって寝ている。


ちょっと変だね‥と言って金曜日に病院に連れて行くと
いつもの先生がいなくて
代わりの先生が
特に熱もないけど元気がないね、と言いながら一応注射を打って
薬を出してくれた。
薬が大嫌いなエベンヌ、錠剤は絶対に飲まないので
スポイトで飲ませる液体の薬。
夫が膝に乗せて口を開けて飲ませると
飲み込まずに泡を吹いたようにして吐く。
相変わらずごはんは食べない。






週が明けても様子が変わらないので
夫が月曜日にもう一度連れて行くと
いつもの先生がいて、なんと40度の熱!

やせ細って自慢の毛並みも艶がない。

もう少し強い注射を打ってもらう。
家に帰るとヨロヨロと暖房の前に私が作った

ベッドに直行。

かわいそうなエベンヌ

うるさいとか
じゃまくさいとか

なんで言ったんだろう。

熱の原因は不明で
絶対に外に出ない家猫だし


相棒のアルバトロスはピンピンしているので
何かのウィルスという可能性も低い。

家の中の変化によるストレス‥?
と言われてやっぱり‥と落ち込んだ。

赤ちゃんが来たら猫はどうするの?と
いろんな人に言われても
私たちにとってこの猫達は子供と一緒。

そう思っていたのに
やっぱりどこかで
赤ちゃんを優先して
考えていた。

だから
前には出なかった
うるさいとかじゃまくさいという言葉が
冗談のように、でも毎日出てしまった。

繊細なアルバトロスと違って
能天気なエベンヌはぜったい大丈夫、なんて
タカをくくって、
考えてみればうちに来てから
いつも私にくっついていたのはエベンヌだったのに。
大きくなっていくお腹にも毎日くっついていたから
赤ちゃんの存在にはもうずっと前から気づいていただろう。

今日は熱も下がったのか

自分で階段を降りて来てごはんも少し食べて
ホッとする。

ごめんエベンヌ


いつも私たちに寄り添って癒してくれていたのに
人間の都合で態度が変わってびっくりしたよね。




うちに来る子供達にも優しくて人気者のエベンヌ、
きっと皆で仲良くやれるよね。

もちろん赤ちゃんの安全性を考えて
ちゃんと決まりをつくらなくちゃいけない。

だけど態度や愛情は絶対に変えちゃいけない。

反省。


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