2012年1月21日土曜日

一人称単数形

少し前に
オペラを観に行きました。
昨年土曜コンサートにも出演してくれた
友達のヤンが、アヴィニョンでフィガロの伯爵を演じていて
招待してくれたのです。

久しぶりのオペラ、演奏も衣装も舞台も
それは素晴らしくってワクワクしました。

普段はどうしても仕事中心で
出かけるのはそのついでになってしまう。
だからこんなふうに仕事なしで何かを観に行ったり聞きに行ったりする栄養を
なかなか取れずにいます。





先日、音楽の出前(赤ちゃんクラブの出張レッスン)の時間変更があって
外は寒いし、
大きな荷物を持ったままカフェにひとりで入りました。
それさえ、私には新鮮だった。

信じられない、こんなこと、前は毎日してたのに!

ヒップホップの流れるカフェでクラシックの楽譜を
書き写しながら
こっそりぎょっとしました。

ホワイトボードに
ト音記号とヘ音記号を使って、生徒さんが
私と夫の名前を書いてくれました。

それから誰かに元気?最近どう?と聞かれて
一人称で私は、というところを
私たちは、と、答えている自分に
やっぱりぎょっとしました。

その時は、ひとりだったのに!

そりゃあ仕事も一緒にすることが多いし
いかんせん運転のできない私が村を出て外出となれば
夫がもれなくついてくるわけで(いや、夫がついてきてくれるわけで)
しかしあまりにも2人一組と捉えられていないか?

私は、って一人称単数形を忘れちゃあいかんだろう!

‥なんて、かつてあんなに孤独を大事にしていた私は息巻いてみる。

また別の小さい生徒さん、ジュリエットちゃんが残していった落書き。
「ジュリエット & ‥‥ 」
と書いてある。
お姉ちゃんがすかさず、
誰のこと?と突っ込んでいたけれど、
妹ちゃんはすました顔で
Trois petits points ! てんてんてんよ!と答えていました。

ヒミツ、ということか
未知、ということか、
おもろいなあーと思って私はニヤニヤして聞いていました。


私はもう、てんてんてんよ!と言うわけにはいかないけれど
やっぱり一人称をわすれちゃあいけない。



そういうことを言うたびに、一人称複数形の相方は
ハイハイとぜんぜんまじめに聞いていないのでした。
あーあ

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2012年1月18日水曜日

読める! Je peux lire !

お昼に携帯を見るとこんなメールが↑
夫の生徒さんが塗り絵をくれたんだ、
と思ったら上に小さくエリコと書いてある。
アジアンガールからピアノのセンセの奥さんのエリコ、まで思い出してくれたなんて
あら嬉し!
チャイナ風のワンピースに柄タイツ、コンバースのスニーカー、
格好もイケテます。



さて、最近ようやくフランス語で読書を楽しめるようになりました。
勉強気分が抜けないから、リラックスの読書は日本語、と決まっていたのが
ついに読む本がなくなり、本棚にあったフランス語の小説を
手に取ってみたら、よ、読める!読めるよワタシ!

もちろん難しい本(日本語でも読めないけど)は無理だし
すべての単語が完璧にわかるというわけではないけど、
辞書を片手にいちいち訳さなくても、本の世界に入り込める、
つまり楽しめる!ということに気づいて

有頂天になりました。

今までは無理して読むことはあっても
心から楽しめるのは漫画か子供向けの本 だけだったので。

きっかけは10年くらい前に買った
よしもとばななの『とかげ』の翻訳書。
当時、文を写して、単語を調べていたメモが残っています。
あまりにもわからなすぎて、よしもとばななの世界にぜんぜん浸れない、、
あれは日本語だからいいんだわ、と自分の力を嘆く前に
訳がちょっとネ‥なんてイイワケをして放ったらかしにしていたのです。

この中の短編を先日、お風呂で一気に読んでしまった。
フランス語でもやっぱり面白かった。
お風呂から上がってポーッと赤くなりながら、
読める、読める、私読めるよーっと
ウォーターッと叫んだヘレンケラーさながらに叫んでしまいました。


それから2年前に買ったまま読まずに本棚で眠っていた
エリック=エマニュエル・シュミットの
『オデット・トゥールモンド』


こちらも短編集。短編ならくじけずに最後までゆけるかも、と
思ったのです。
映画化されている本で、
カトリーヌ・フロという好きな女優さんの表紙が気になって買っていたのですが
勝手に想像していた話とぜんぜん違ってびっくりしました。

(邦題『地上5センチの恋心』)

そしてこちらは、ロベール・サバティエのオリヴィエ少年シリーズ。
このシリーズの日本語版を夢中になって読んだのが
やっぱり10年くらい前。
シリーズの1巻をいつか原作で読もうと買っていました。

それから数年後、私の本棚を見て夫のおばあちゃんのマミーが
あらこれ持ってる、続きをあげようか、と言ってプレゼントしてくれた
2巻、そして日本語訳のでていない4巻!

この第4巻に今、夢中です。

16歳になったオリヴィエが叔父さんの印刷会社で働きながら
恋をしたり、本をむさぼり読んだり、演劇を見たりして
少しずつ大人になってゆく、軽快で切なくて、そりゃもういいんです。


そんなわけで、読書の楽しみが増えました。

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2012年1月15日日曜日

マトリーシュカと月の子守唄



この週末はピアノを弾いたり絵を描いたりしてのんびり過ごしました。
『子供時代』がテーマの3月の展覧会。
テレザと一緒に8曲の世界の子供の歌を選び、
それぞれの詩に合わせて
それぞれが絵を描いています。

先日たまたま彼女の机にあって見せてもらったマトリーシュカが
あまりにもすてきで、触発されて今日はこんな絵を描きました。
小さいときに、従姉妹さんがロシアで買って来てくれたんだそうです。

私のは日本の折り紙の貼り絵だけどロシア。
コザックの子守唄がテーマです。

今週もよい日々を送れますように



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2012年1月12日木曜日

味覚の記憶

昔から乾燥果物が好きです。
最近はおやつに
干し杏やレーズン、プルーン、そして生のリンゴをざくざく切って
お鍋に入れて少量のお酒で煮たものを
そのまま、またはヨーグルトにかけて食べるのにはまっています。
朝ご飯のシリアルにも入れます。

それからダットと呼ばれるヤシの実。
最近大きくてとても甘いのが、よく売っています。
これは調理しないでそのまま食べます。
そしてこの前、おいしいおいしいーー
と言いながらこのダットを食べていたら
あ!と思い出したことがありました。

小さい頃、よく食べた干し柿に似ている!

よく預かってもらったご近所のおうちに
干し柿が吊るしてあって、
私はそれが食べたくてしかたなかった。
そして時々もらうと夢のように美味しかった。

もしかしたら記憶違いかもしれないけれど、
母が迎えにくるまで遊んでいたそのおうちの賑やかな明るい感じと
すこし切ない夕方の空気がよみがえってくる気がしたのです。

ヤシの実ひとつで!

そういうことってありますね。

動物のイラストもできあがってきました‥

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2012年1月10日火曜日

星空と初恋


The Estonian Piano Orchesta -Sisask "Voices of the Universe"

大好きなエストニアの作曲家シサスクのこんな壮大なすばらしい曲を発見しました。
シャーマンドラムを演奏しているのが作曲家本人!まったくイカしてます。

今度の朗読コンサートではシサスクの
『こどものための銀河巡礼(星の組曲)』( Starry sky cycle for Children)という曲を
弾きます。
この澄んだ音楽に合った物語を探していたところ、
図書館で働くミュリエルが星にまつわる絵本をたくさん探して来てくれました。
そのなかで選んだのがこちら、


フレディ・ウォッツ作『愛の星』

地上に出て星空を初めて見たモグラの女の子が
流れ星に恋をするというかわいい物語です。

冬の星空のきりっとした空気と
純粋な初恋の気持ち、どちらも静かに心に沁みる世界をもっています。

さあどうやるかな。。


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