2012年1月18日水曜日

読める! Je peux lire !

お昼に携帯を見るとこんなメールが↑
夫の生徒さんが塗り絵をくれたんだ、
と思ったら上に小さくエリコと書いてある。
アジアンガールからピアノのセンセの奥さんのエリコ、まで思い出してくれたなんて
あら嬉し!
チャイナ風のワンピースに柄タイツ、コンバースのスニーカー、
格好もイケテます。



さて、最近ようやくフランス語で読書を楽しめるようになりました。
勉強気分が抜けないから、リラックスの読書は日本語、と決まっていたのが
ついに読む本がなくなり、本棚にあったフランス語の小説を
手に取ってみたら、よ、読める!読めるよワタシ!

もちろん難しい本(日本語でも読めないけど)は無理だし
すべての単語が完璧にわかるというわけではないけど、
辞書を片手にいちいち訳さなくても、本の世界に入り込める、
つまり楽しめる!ということに気づいて

有頂天になりました。

今までは無理して読むことはあっても
心から楽しめるのは漫画か子供向けの本 だけだったので。

きっかけは10年くらい前に買った
よしもとばななの『とかげ』の翻訳書。
当時、文を写して、単語を調べていたメモが残っています。
あまりにもわからなすぎて、よしもとばななの世界にぜんぜん浸れない、、
あれは日本語だからいいんだわ、と自分の力を嘆く前に
訳がちょっとネ‥なんてイイワケをして放ったらかしにしていたのです。

この中の短編を先日、お風呂で一気に読んでしまった。
フランス語でもやっぱり面白かった。
お風呂から上がってポーッと赤くなりながら、
読める、読める、私読めるよーっと
ウォーターッと叫んだヘレンケラーさながらに叫んでしまいました。


それから2年前に買ったまま読まずに本棚で眠っていた
エリック=エマニュエル・シュミットの
『オデット・トゥールモンド』


こちらも短編集。短編ならくじけずに最後までゆけるかも、と
思ったのです。
映画化されている本で、
カトリーヌ・フロという好きな女優さんの表紙が気になって買っていたのですが
勝手に想像していた話とぜんぜん違ってびっくりしました。

(邦題『地上5センチの恋心』)

そしてこちらは、ロベール・サバティエのオリヴィエ少年シリーズ。
このシリーズの日本語版を夢中になって読んだのが
やっぱり10年くらい前。
シリーズの1巻をいつか原作で読もうと買っていました。

それから数年後、私の本棚を見て夫のおばあちゃんのマミーが
あらこれ持ってる、続きをあげようか、と言ってプレゼントしてくれた
2巻、そして日本語訳のでていない4巻!

この第4巻に今、夢中です。

16歳になったオリヴィエが叔父さんの印刷会社で働きながら
恋をしたり、本をむさぼり読んだり、演劇を見たりして
少しずつ大人になってゆく、軽快で切なくて、そりゃもういいんです。


そんなわけで、読書の楽しみが増えました。

Merci !
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