2009年12月23日水曜日

もうお別れ

東京が帰るたびに違う顔を見せるなら
パリはいつも同じ顔で人々を迎える。
いつも同じ少し冷たい顔。



雪のパリはうつくしく
物語があった。
外がよく見えるバスは観光にぴったり。



日が暮れるのを待って
八年間もパリに住んでいて一度も堪能しなかった
シャンゼリゼのイルミネーションの下を歩いた。



遊んだねーと言い合って
母と一緒に田舎に帰る。

今はそこが私の家。

列車はやっぱり遅れていた。

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