引っ越したら畳にして布団で寝る、という計画が進んで和室が完成した。奥の小さなスペースは棚やバーを取り付けてクローゼットにし、イケアで買った障子風のスライド式カーテンでしきる。壁にかけた掛け軸は、この夏に日本から持ってきた。竹製の方は実家で一緒に暮らしていた祖父母にもらったもの、濃紺の方は小さな頃からお世話になっている書道の林先生のプレゼント。好きな字を書いてあげる、というありがたいお言葉に甘えて夢と書いて頂いた。外国に住まなければ、これほど強い憧れのような気持ちをもって日本文化の素晴らしさに気づくことはなかったかもしれない。
イグサの香りに包まれて今日も良い夢が見れそうです。