2008年6月30日月曜日

このままどんどん上がるんだろうか


猛暑の予測がでているらしい。
確かに毎日じっとしているだけで
汗が吹き出てくるほど暑い。

日中はかんかん照り、夕方は
セミがこれでもかという勢いで
鳴いている。

石造りの古い家なので、
屋内はいくらか涼しいけれど
去年引っ越して来たときより
ずいぶん暑いような気がする。

それで日差しの強い午後は
光を避けて風を通すために
家中の雨戸を閉めて
窓を開け放している。
これだけでだいぶひんやり、
あとは扇風機に頼る
クラシックな生活。

暑いときほど熱いものを!
なんて言うけれど
今日の夕飯は耐えきれずに
冷製トマトパスタを作った。
デザートは
スーパーで特売していたスイカ。

7月を前にまるでもう真夏だ。


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2008年6月29日日曜日

海辺の街




バンドールに
行ってきた。
そろそろ
観光客の押し寄せるシーズンとあって、
海岸には既にいろいろな
屋台がでている。

この街には
夫のおばあちゃんが
住んでいるので
毎年夏になると
遊びにくる。

夏以外のシーズンには
お年寄りがちらほら散歩しているだけの
閑散としたバンドールが
この時期には
一気に南国のムードで盛り上がる。

青空にヤシの木にアイスクリーム。

できすぎ、といつも思うのに
やっぱり夏特有のわくわくした
気分になって、
あやしげな屋台をひやかして
練り歩くのだ。



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2008年6月27日金曜日

庭先の花


音楽教室は
今日が最終日だった。

毎年この時期には
1年間ありがとうございました、
と言って
プレゼントを持ってきてくれる生徒さんが
いる。
日本のお歳暮お中元のようなもの、
フランスではクリスマスと年度末に
よくこういうことがある。

ところで
素敵な花束を持ってきてくれた生徒さんが
ふたり、
両方ともおうちの庭で摘んだものという。
薔薇とラベンダー。
えーすてき。しかもすごく良い香り。

うちでも
サボテンばっかりじゃなくて
家の中に飾ったり
誰かに贈ったりできる花を植えたいなあ。

いよいよ夏休みに突入です。

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2008年6月25日水曜日

歌声卒業式



人口1300人の私たちの村にも
小さな幼稚園と小学校がある。
全校生徒による合唱の会を
聴きにきて、と誘われて
行って来た。

小さい学校ながら
校庭の奥には
円形劇場のような階段があって
何人も座れるようになっている。
カンカン照りの夕方、
しっかり帽子をかぶって
親御さん達に混じって座っていると
子供達が白いシャツにジーンズという
爽やかな格好で登場した。

ギターの伴奏でリズミカルで楽しい曲が
次々歌われる。
実は私,自分の教室のために
学校とコネクションを持ちたい・・
という下心もあって
偵察に来たんだけれど
不覚にも感動してしまった。
選曲も演出も
なかなかいいんである。

そして歌の後は
9月から中学校に行く
子供たちに村長さんから
辞書のプレゼントが配られるという
簡単な卒業式があり、
全然関係ないのに
また感動してしまった。

そして先日のうちの発表会でも
思ったことだけれど
フランスではこういう会があると、
親御さん達がもうめったやたらに
キャーキャーワーワー叫んで
不真面目でおかしいのだ。

子供達のほうが照れくさそうに
小さく手を振ったりしてかわいい。


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2008年6月23日月曜日

山の中のガレージセール





明日ORONオロンという村で
vide grenierー住民参加の
ガレージセールがあるよ、と
土曜の夜に
誘われた。
蚤の市などのマルシェが大好きな私は
行く!!と即返事をして、
かなり遅く寝たにもかかわらず
日曜日の朝、
ちゃんと早くに目が覚めた。

そこは山の中で、
人もまばらで全体にのんびりしている。
ガレージセールなので
ガラクタも多いけれど、
よく見ると古い文房具や
おもちゃ、昔のアクセサリーなど
なかなか掘り出し物がある。

そしてお店を出している人も
素人らしく
簡単に負けてくれるので
駆け引きも楽しい。

今回の戦利品は
40年代の皮のペンケース、
(おまけに定規や古い鉛筆などつけてくれた)
ネックレス(50サンチーム!)、
小銭入れ・・などなど。

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2008年6月22日日曜日

音楽のお祭り





さて当日。

全国各地で音楽の鳴リ響くお祭りの日。
私たちは役所広場での
クラシックギターのコンサートと
レストランでの計8人のミュージシャンによる
様々なジャンルのコンサートを企画した。
ジャズにラテンにアイルランドの音楽など。

予想通り人々はあちこちに流れたようで、
これまでのコンサートに比べると
お客さんの数はやっぱり少なかった。
それでも
レストランではアンコールがかかって
夜中まで演奏し続け、
なかなか良い雰囲気だった。

終わってから、
時間がかかっても
これからたくさんコンサートをして
人を集めてゆこうと皆で話した。

一年目でこうしていろいろな人に出会って
こんな企画が実現しただけでもよし。


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2008年6月20日金曜日

祭り前夜



ここ数日青空が続いているけれど
今日は気温もぐんと上がって
真夏のようだ。

午前中に郵便受けを覗くと
手紙が一通。
うちでいちばん涼しい部屋で
飲み物を片手にじっくり読む。
いい手紙だった。

明日はいよいよ音楽のお祭りの日。
ギターのための舞台装置が運び込まれて
その上に
最後の宣伝をぺたりと張った。

あちこちでコンサートがある日だから
お客さんの出入りがちと心配。
いいお天気が
続きますように!

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2008年6月19日木曜日

本の本



Philippe Brasseur
という人の書いた、
本を好きになるための本。

『本にまつわる1001の活動』
という題で、どんなふうに
本を楽しむことが出来るか
いろいろなアイデアが提案されている。

たとえば本のページをコピーして
端をやぶっておく。
子供達はそこから物語の続きを
考え、想像力や文章力を
養うことができる、とか
家の中に本を読む楽しいコーナーを作る、
とか
なるほどなあ、と頷けるものばかり。

堅苦しくただ本を読みなさい、と言ったって
聞かない子供達も
こんなふうに楽しい企画には
すぐに乗ってきそうだ。


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2008年6月18日水曜日

ツタの絡まる



丘の下に住む友人カップルの家は
もとはお城だったのだろう
と思わせるようなツタの絡まる
大きなお屋敷のなかにある。

このドアの
一つ一つがアパートになっているのだけど、
中に入ると
二階まである一軒家風で
一世帯が百平米以上とかなり広い。
なんと
この建物全部を
たった一人の大家さんが所有しているそうだ。

大きな暖炉、漆喰、高い高い天井、
と室内もまた
古めかしい味のある作り。

中庭には大きなプラタナスが並び
ちょっとした野外コンサートでも
できそうな雰囲気だ。
こういうところに住むのも
楽しそう。


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2008年6月16日月曜日

エカキ発見




友人の家に行くと
あちこちに絵が立てかけられている。
それもすごく力強い絵ばかり。

ひと月前からイソウロウしている
友達の絵だという。

椅子の上に無造作に置かれた
ゲンズブールの肖像に魅入っていると
描いた本人が帰って来て
ちょうどこの絵の前に
自転車を置いた。

「写真を撮ってもいい?」

と聞くと
慌てて自転車をどかして、
それから恥ずかしそうに
1年間暮らしたというインドでのノートを
見せてくれた。

それは躍動感あふれるインドの風景や人々のスケッチ、
切符やポストカードのコラージュ、
詩のような走り書き、
どんな写真のアルバムよりも
彼の感動が伝わってくるノートだった。
ページをめくっていくと
突然「旅はまだ続く」と日本語が飛び込んで来た。
インドで知り合った日本人に書いてもらったそうだ。

参ったなあ。こういうの、私弱いんだ。

この若い画家の名は
Alexi Carbonnier 

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2008年6月15日日曜日

私のちいさな贅沢


ずっと前にも書いたけれど
私は何年も前から、毎日ノートをつけている。
簡単なメモやレシピや、ピアノの練習記録、
観たり聴いたりしたものの感想や
日々の暮らしについての走り書きや、
とにかくなんでも書かずにいられない。

それで、このノートだけは
ちょっと高くてもこれだ!と気に入ったものを
使うことにしている。
色や素材や紙の質、毎日使っていつもそばにあるものだから
心への影響が強い。

MOLESKINEはフランスの製本業者によって生産され、
ゴッホやピカソ、ヘミングウェイといった
アーチスト達が愛用していたノートブック。
黒皮の表紙のついたポケットに入る小さなノートが
有名だけれど、最近では
いろいろなシリーズが作られている。

先日エクスにて見つけたのが、
このピンク色のシリーズ。
ひと目で気に入って衝動買いした。
そして祖母からのプレゼントである
ミキモトのボールペン、これも
ひんやりと手になじむ私の心の友。

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2008年6月13日金曜日

世渡り上手



幼児クラスの4歳の男の子が、
「うちのお庭で摘んだんだよ」
と言って
かわいい花束をくれた。
麻紐で無造作にたばねてあるのがいい。

「いろんな色があったんだけど、
エリコはピンクがいちばん好きだと
思ったんだ」

あらま。

そして極め付けに

「エリコ、きれいだね、薔薇の花みたいにきれい」

と言うので呆れて

「どこで覚えたの、そんな言葉?」

と聞くと
にこにこして

「いつもママとおばあちゃんに言ってるんだよ」


どうやら意味もわからず、相手が喜ぶことを知って
あちこちで言いまくっているらしい。

4歳にして、もうすでにフランス男、
先が思いやられるなあ。可愛い顔してるし。


ところでこれは何の花だろう。
まるでアサガオのように、
日が暮れるとしょんぼりする。

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2008年6月12日木曜日

ふらりエクス





久しぶりに
エクスアンプロヴァンスを散歩した。
エクスには
大きな書店や楽しいお店が
たくさんある。
私はミラボー通りの奥にある
michelという文房具屋さんが
とくに気に入っていて、
ここに来ると、
あっという間に時間がたってしまう。

そして裏の小道を行くと
これまたしゃれた
喫茶店や雑貨やさんなどがあるのです。

たまには街の空気も吸わないとね。

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2008年6月11日水曜日

作戦を練る




fête de la musique:
音楽のお祭りの日のポスターが完成した。
今回も私の絵を夫が
パソコンに取り込んで作る合作ポスター。
こういう作業もだんだん慣れて
楽しくなってきた。

大人数のコンサートは
とにかく全員のスケジュール調整が難しくて、
宣伝もだいぶ遅れてしまった。

6月21日、この日はフランス中あちこちでコンサートがある。
コンサートを掛け持ちしているメンバーもいるし、
プログラムもまだきちんと決まっていない。
どうなることやら不安だらけだ。

とにかく目の前にあることをこなすのみ。
そして
こういう時こそ気持ちを落ちつけて
エネルギーをくれる毎朝のヨガが欠かせない。

それにもう少しで夏休みだ!よし。

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2008年6月10日火曜日

石鹸についてひとこと


南に引っ越して以来マルセイユ石鹸を愛用している。
素朴な四角いデザインがいいし、
天然素材なので肌にやさしい。
へんに甘い匂いがしないのも、信用できる感じがする。

江國香織の『とるにたりないものもの』という本に
石鹸についてのエッセイがある。

「石けんは、この上なくシンプルで可憐なかたちをしている。
例外なく物静かだ」

人にとってはとるになりないものでも
自分にとっては特別なものがある。
そういうものをひとつずつ丁寧に取り上げたエッセイだ。

江國香織は今では誰もが知っているベストセラー作家で
長年のファンとしては少し寂しい気持ちになるくらいだけど、
彼女の文章、特に初期の小説を読むと
気持ちがきりりとするので
疲れたときや行き詰まった時に読み返すことが多い。

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2008年6月9日月曜日

ホッと一息、ハリハリ漬け


今年度
最後の
赤ちゃんクラブの仕事が終わった。
月に1度とはいえ、
いつも次のレッスンのプログラムが気になっていたので
少しホッとする。

今年は頭の中に幼児教育の小さな引き出しができた。

この引き出しには
今まで知らなかったフランスの童謡や
お話、人に教わったり本やインターネットで知った
たくさんのアイデアが詰まっている。

そして
大勢の前で
(1クラス0歳から3歳までのこどもたちが10人くらい、保母さんが5人くらい)
話をすることが
前よりも怖くなくなった。

ピアノという楽器は客席に横顔を向けて演奏する孤独な楽器なので
人前にでることに少しは慣れていても
お客さんに向かって話をする、となると全然ダメだった。

それが先日生徒さんの発表会で
ほんのちょっと話をする機会があり、
そのときに
あっ怖くない!と急に思ったのだ。

無駄になる経験はない。

ごはんのおかずに母から電話で聞いたハリハリ漬けをつくった。
生姜の千切りとオリーブオイルを入れて、さっぱり美味しくできた。

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2008年6月8日日曜日

日曜の午後にギター



今年ももうすぐ
fête de la musique:音楽のお祭りの日が
やってくる。
6月21日の土曜日だ。

前半は役所前の広場でのギターコンサート、
後半はレストランで私たちmusicadanseの講師全員揃っての
コンサート、とふたつの会を企画している。

お昼にギタリストのマチルドがご飯を食べがてら
打ち合わせに来た。
彼女はエクス近くの教室での同僚、
気さくで真面目で
すてきなギターを弾く。

アーチスト、というと
一般に気まぐれなイメージが
あるかもしれないけれど
本当に音楽を好きで、何かやりたいと
真剣に思っている人は
たいてい真面目で仕事がやりやすい。
真摯な姿は演奏にも絶対出るし、
それがいちばん人の心を打つのだと私は信じている。

音響の確認で彼女が広場でギターを鳴らし始めると
近所の人たちがにこにこして顔をだした。

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