2014年3月31日月曜日

あるく

Yumé commence à marcher.
Ca pousse, ça pousse, si vite ...!

夏時間になったフランスです。

私の紙芝居もだいぶ仕上がってきて
やっとこさブログ更新。

1歳をすぎてからの娘の成長は著しく

高速ハイハイと伝い歩きの移動から

ヨロヨロとついに歩き出しました。

とりあえず、と少し高いところに置いておいたものにも
手が届き

ますます目が離せないように‥

新しく開けた世界に本人は嬉しくてたまらない様子で
最近では
大好きだった抱っこさえ嫌がって
下におりて歩こうとします。

私はなぜか
人間はいつか突然スタスタと歩き出すのかと思っていたのですが

本当に日々一歩一歩
足下が確かになって行くのですね。

両手にぬいぐるみを持って
ウーッウーッと言いながら
初めてこちらに数歩歩いてきた
誇らしそうな顔、忘れません。

2014年3月21日金曜日

Projet Concert Kamishibaï 紙芝居コンサートに向けて

Je prépare un concert Kamishibaï.

最近ちょっぴり寝不足です
娘のお昼寝中にピアノを弾いて
夜寝かしつけてから
毎晩絵を描いているのです
5月に紙芝居コンサートをします。

宮沢賢治の【いちょうの実】を
吉松隆氏の音楽にのせて
お届け予定。
久しぶりに朗読のミュリエルと‥
楽しみ〜
しかし、ま、間に合うの⁈

2014年3月12日水曜日

ヌヌーについて

Très jolis dessins par les petite copines de Yumé !


うちの冷蔵庫には今2枚のとびきり可愛い絵が張ってある。

上の絵は6歳のお友達のみうちゃんが
これあなたたちよと言って先週くれたもの。

いつから夫が歌手になったのかはともかく
私たちが彼女の目にこんなふうに楽しげに映っているなんて嬉しい。

1歳の娘の夢はもうハイヒールはいてパパと歌っている。天才だ!



そして下の絵は今日ジュリーが夢にくれた。

ジュリーは私のピアノの生徒さんで
ジュリーのシッターさんのマリーが
夢のシッターさんなのです。

ベビーシッターのことをフランス語ではヌヌーといい、
このヌヌーをお願いするにあたって私たちは何度も話し合った。

マリーと知り合ったのは3年前。
当時幼児クラスに来ていたジュリーと弟くんアントワーヌに付き添っていた
彼女の感じがとても良かった。

習い事に連れて行くのが仕事なのだから
レッスンの場に子供達を置いていけば自分の時間ができるだろうに
ママ達にまじって授業に参加。
いつもニコニコ控えめで子供達も良くなついている。


あんなヌヌーはいいなあーと思っていた。

実は私もパリで学生をしていた頃ヌヌーの経験がある。
担当した10歳の女の子とうまく距離をとることができなかったので
良い思い出ではない。
それどころか辞めたときにその子が部屋に閉じこもって
さよならも言えなかったので今でも胸が痛む。

その後ピアノを教える仕事を始めて
先生と生徒というはっきりした関係はなんて楽なんだろうと思った。

ヌヌーは家族ではない。
でも大きな大きな信頼関係が必要だ。

今は水曜日と木曜日、週に2回みてもらっていて
今日は初めて1日中お願いした。

午前中はジュリーの家で2時間、そのあと私が迎えに行って
うちでお昼を食べ、午後はマリーがうちに来てくれる。

バカンスでずっと一緒にいたし大丈夫かしら
というこっちの心配をよそに
夢はすっかりなついて
今日は一度も泣かなかったらしい!

12時にレッスンを終え、
うちから3分のところに迎えに行くのももどかしく
小走りで息を切らせて行ったのに
本人はキャーキャー笑っていた。

数週間前は迎えに行くと
泣きじゃくって怒ったようにすねた顔をしていたのに。

別れ際に罪悪感がつのり、抱きしめたりすると余計だめ。

新しい風景に気を取られているうちにさーっと去るコツも覚えた。

私の顔を見ると思い出したように泣くので
午後レッスン中近くにいても顔を出さないことに決めた。

母もがまんがまん‥

ジュリーとアントワーヌのご両親も温かく、
わざわざ夢のためにベビーサークルやぬいぐるみを用意して
待っていてくれる。

ありがたいことです。

ユメへ、と書かれた
ハートリンゴの絵が私を勇気づける。

ありがとう!



2014年3月10日月曜日

すでに春




先週ひとつ歳をとりました。
誕生日に夫の焼いてくれたケーキは彼のおばあちゃんのレシピ。
素朴に美味しい、私の一番好きなケーキです。
中途半端な年齢で、祝ってもらうのも
こそばゆいけれどやっぱり嬉しい。

母からのメールにウルッ

[お誕生日おめでとう!37歳になりましたね。
37回あなたが生まれたときのことを思い出しながら目覚めました。
夢ちゃんの誕生日には、えりちゃんもこれからきっとそうでしょう。]







2週間の冬休みが終わり、今日から新学期。
多くの生徒さんはスキー帰りでピカピカしてます。

私達も珍しく観光したり友人たちに会ったり、元気で充実した日々を過ごせました。


南仏はすでにポカポカ春のような気候で、アーモンドの花が咲き乱れ
先日はレストランのテラスでランチを食べました。
知り合いの家では冬眠していたお庭の亀がもう姿を現わしたんですって!


2014年3月5日水曜日

Come back Tristan Pfaff

Le retour du pianiste Tristan  Pfaff  aux Samedis classiques de Cornillon -Confoux.
Merci à Tristan pour ce magnifique concert Schubert!



ピアニストのトリスタン・プァッフと過ごした嵐のような週末が
終わりました。

はーーーやっぱりスゴかった!

土曜日のコンサートのために金曜日の朝から南仏入り、
日曜日の夜にパリに帰る、というので
実は
うわっ大変だーと緊張していました。

なにしろ10代の半ばから才能を認められて
世界中でピアニストとして活躍している彼。
あちこちでさぞかしチヤホヤされているんだろうなーという雰囲気が
漂っています。

うちみたいな田舎の質素な家庭に来て
退屈するんじゃないかしらん

おもてなしとかお世話とか、私は気が利かず全然得意じゃないし
1歳のエネルギーあふれる娘と過ごしているだけで
最近ますますクタクタ。

考えただけで気が遠くなりそうにストレスを感じていました。

しかし!

私の用意した簡単なごはんも毎回気持ちよく食べてくれ
とにかく観光したい!とか
フェイスブックで宣伝よろしくね!とか
かなり気さくでマイペースなので

私たちも開き直って自分達らしくすることにしました。

毎回宿泊施設は
村の観光局が貸してくれているのですが
そこに帰ったのは本当に寝るときだけ、
あとはほとんど一緒にいました。

トリスタン、寂しがりや‥?

でもおかげで練習している貴重な音まで聴けたし
(とはいえ本番前日も当日もほんの1時間弱触っただけ、やっぱり余裕!!)

歴史が大好きという彼にお供して
観光もできました。

そしてコンサート。

下に載せたシューベルトのソナタ、素晴らしすぎて
涙が出そうになりました。

才能を持って生まれた人って
本当にいるんだなあー