2018年11月27日火曜日

そしてオペラ




楽譜のないコンサートに酔いしれて

打って変わって日曜日は
楽譜とにらめっこ、

譜めくリストをしてきました。

隣村の教会で今年も
歌曲のフェスティバルが
始まったのです。

幕開けは
夫とバリトンバス歌手のシリル氏の
コンサート、
イタリアとフランスのオペラアリア
プログラムでした。


変わらず素晴らしい歌声と

フェイスブックで生中継を欠かさない
ザ・歌手!のシリル氏

夫も落ち着いて
深い音色でした。





この日は

娘がお誕生会に呼ばれていて

その送り迎えをしつつ

夫の準備を手伝ったり

前日は

自分の生徒さんのリハーサルが一日中あり

私は少々クタクタ。

それでも

週に3回コンサート体験をしている

環境をありがたく思いました。

娘も然り、

コンサート中に
耳をすませる姿勢だけは
整ってきたようです。






2018年11月26日月曜日

スポーティーライブ!Kyle Eastwood



ジャズのコンサートのチケットがあるから行かない?

と気軽に誘ってもらって

行ってみたら

大きな劇場は満員。

出てきたミュージシャンのオーラが
なんだか凄いんですけど‥‥

と思っていたら

なんと

ベーシスト、
カイル・イーストウッド氏の
クインテットでした。


あのクリント・イーストウッドの
ご子息ですってーーーー!!

そういえば漂う気品、似てます!
カッコいいんです!


すっかり
メロメロ‥うふふ。

他のメンバーもみなさん
超絶テクニックで

目を見張り耳を傾け

全身でグルーヴを感じました。

プログラムは
スタンダードのナンバーから
オリジナルまで

カイル氏が
モロッコを旅して作曲したという
アラビア風の曲も美しかったなあ

とくに私が感動したのは
1時間半のコンサートで
ステージに
楽譜が一切見えず

ミュージシャン達が手にしていたのは
楽器とお水のペットボトル、そして
汗を拭う
大判のタオルだけだったこと。

まるでみんなでスポーツでも
するような
ラフさ。


それにしても
引き寄せの法則って
本当みたい、

ジャズに近づこうと思ったら

なんだか呼ばれているように
いろいろな機会に恵まれています。


さてお誘いしてくれたのは
ママ友のイザベル。
私の2人の生徒ちゃんのママでも
あります。

下の子が娘のお友達です。

こんなシックなコンサートに
ベビードール付き(笑)の
金曜日の夜。

前半は
体をクネクネして乗っていたけれど
途中で2人とも眠ってしまい
駐車場まで抱っこして
帰りました。

ママは遊ぶ時も全力です。













2018年11月23日金曜日

魔法のトランク


宮沢賢治原作
吉松隆音楽
いちょうの実
の紙芝居コンサートをしてきました。

今回の場所はイストル市の図書館。

この公演は5回目だけど
3年ぶり、

前回は2歳で
じっと聞いているのも大変だった娘が

なんと写真やビデオを
撮ってくれました。



不思議な物語です。

朗読してくれたミュルエルによると

難しい表現のなかに

旅立つ子供たちにとっても

見送るお母さんにとっても

深く共感できるシーンが
描かれていて

これは
みんなのためのお話。



たくさんのちびっ子を前に
とっても気持ちよく演奏することが
できました。

図書館の方々もとても親切で
いろいろお手伝いをして頂き
お世話になりました。

ありがたいことに
ミュリエルがあちこちに
宣伝してくれて
今年度は紙芝居コンサートの
スケジュールもたくさん!

小さな男の子が紙芝居の舞台を見て
この箱なに?
と聞きました。

ミュリエルが
お話が入ってる箱よ

と答えると

また別の子が

取っ手がついてる、
トランクになるの?
じゃあ魔法のトランクだね!

そのとき
ちょっと息が詰まりそうに
しくなりました。

うん、魔法のトランクを持って
私は音楽をしよう。






2018年11月18日日曜日

11ans 年


11 ans de mariage , 
Bon anniversaire !


昨日は結婚記念日でした。

今日レストラン行くよ、
パパとママの結婚記念日だからね!
と言うと

えっ、早く言ってよ〜!と
娘がニマニマして急いで描いてくれた絵がこれです。↑

この頃、
横顔を描くのにハマっている様子。




11年目の結婚記念日、
去年に引き続き
アヴィニョンの日本料理屋さんに
行きました。

お寿司や天ぷら、
美味しくって食べ過ぎた!



長く一緒にいるなら

なるべくお互い上機嫌でいたい。

なかなかできないけれど
ふたりとも少しずつ努力をするように
なってきました。


一瞬先は光にも闇にもなる。

つまらないことで
喧嘩をしたのなら
先に謝ろう。

優しくしてもらったら
必ずお礼を言おう。

話をして
話を聞いて

未来にはまだまだ不安もあるけれど

後ろを振り向けば
一緒に通ってきた
茨の道があり

横には

奇跡みたいに光り輝く

娘の笑顔。

ありがとう、ありがとう。













2018年11月12日月曜日

ゴール


雨の続く南仏、
我が家の小さな庭も秋が
色濃くなっています。

日曜の午後、
とても久しぶりに
年上の友人夫婦テレザとイブに
会いに行きました。

テレザのお母さんが亡くなったと
電話をもらったからです。

苦しまずに静かにサヨナラしたのと
穏やかに語る夫婦に
しんみりとしました。

とてもエレガントなお母さんには
この家で何度か会ったことが
ありました。


彼女の小柄さと静かな笑顔は
パリの恩師を思いださせ、
遠い日々を見ているような瞳に
日本の祖父のことを
考えました。



ここ数年暮らした
ホームの人たちに
本当に良くしてもらった、
亡くなったあとも優しい言葉を
たくさんかけてもらったと
やはり涙をためて言うテレザに
私はただただ頷くばかりでした。

時々、同じような風景を見ていても
急にキラキラと見えて
ドキッとすることがあります。



いつか遠い日々を思い出すとき
こういう瞬間を覚えていたい、

だから言葉を綴り、絵を描き、写真を
撮るのかもしれません。

人は皆
たくさんのゴールに向かって
毎日歩いています。


いつだってここから、
という区切りはなく
気づいたら大人になり
歳を重ね
自分やまわりの
様々なゴールに
喜んだり焦ったり恐れたり
しながら

結局ゴールは新たなスタートであると
毎回気づくのではないかと
思います。


病気が悪、健康を善とするだけなら
こんなつまらない人生はないわよ

先日亡くなった
樹木希林さんの言葉、
なんて気高い。


どうか安らかに‥


2018年11月5日月曜日

タンゴで幕開け、9年目




L'ouverture des Samedis Classiques 9 avec le SpiriTango Quartet !



土曜クラシックの幕開けは
タンゴの夕べ。

スピリタンゴカルテットの
コンサートと
アルゼンチン料理で
華やかな夜になりました。


11月3日は秋休み最後の週末。
しかも連休で
予約がなかなか入らず
かなり心配しましたが

何事もギリギリの南仏らしく
間際になって
どどっと増え、
満員御礼!

スピリタンゴカルテットは
前日に発売されたばかりの
3枚目の新しいCDを掲げて
素晴らしい演奏を
してくださいました。

4年前、
娘が初めて私の腕の中で参加した
コンサートが
スピリタンゴカルテットでした。

今では
会場づくりの手伝いもしてくれるほど
大きくなりました。



コンサート中に娘が描いた
カルテットの絵 ↑

9年目の土曜クラシック、
10年目の来年は
建設中の多目的ホールに
ピアノも購入してもらえることに
なりました。

今はまだまだ準備が大変ですが
お客さんの笑顔や
音楽家の方たちの演奏に

私たちも元気や勇気を
らっています。





2018年11月4日日曜日

Halloween 2018





今年もハロウィンを
楽しみました!


ハロウィン前の土曜日は
友人一家に誘ってもらって
リュベロン地方ルールマランの
お城のパーティーに参加しました。







このお城、あちこちにピアノがあって
聞いてみたらコンサートや
フェスティバルも盛んらしい‥

雰囲気抜群!


すっかり魔女になりきる娘。

さて次はクリスマス!

休暇ももうすぐおしまいです。