2011年7月31日日曜日

夕方色のサロン・ド・テ




Beaumont-en-auge ボーモン・アン・オージュ
という小さな美しい村で
こんなすてきなサロン・ド・テを発見。

サロン・ド・テとはお茶の飲めるサロン、
カフェよりも好きな感じの内装のところが多いし
たいていお茶が美味しいので
(カフェではほぼ100%ティーバッグ)
休憩するならサロン・ド・テが好きです

標高90mの高台にある この村の人口は500人未満だそう


うちの村よりずっと少ない!

ノルマンディーは日が長くて
今の時期に夜がしっかり降りるのは22時半

お店の女の子もかわいくて
感じが良かった

壁に掛かっていた大きな時計の時間はめちゃくちゃで
ふしぎな気分になった。


ここに、またいつか来れるかな



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2011年7月29日金曜日

僕は41歳で生まれた

" Je suis né à l'âge de 41ans,des pis de la vache Monsavon " Savignac





私たちはふだん電車も通らない、
商店はパン屋とカフェとタバコ屋の三軒、という小さな村に住んでいます。

それで街の中に、たくさんのお店もレストランも海も緑も揃っている
オンフルール暮らしがすっかり楽しくて、気づいたら
10日間もここに留まっていました。
もともと体力のないヘタレなので、こういうのんびりした旅が一番すき。
それでもやっとこさ外に出ました。























映画『男と女』の舞台であるドーヴィル、その港の向こう側が
トルーヴィル・シュール・メールです。
この街では トルーヴィルに暮らしたポスター描きのサヴィニャックの作品が
あちこちに見られます。
41歳の時にモンサヴォンという石鹸のポスターで花を咲かせたサヴィニャックは
「僕は41歳の時にモンサヴォンの牛のお乳から生まれた」とよく言っていたんですって。

彼のポスターのきっぱりとした色と線とメッセージ、

こんなのが毎日見られるっていいなあー




2011年7月28日木曜日

いくつかの覚えておきたい瞬間

Quelques instants dont je voudrais me rappeler plus tard

























































長い旅に出たいと、1年くらいずっと思っていた。
音楽や人生は旅だから
旅に出なくても全然大丈夫で、
むしろ旅に出ない方が良い時もあった。
それでも今の私には
旅に出ないとわからないことがきっとあった。
ちょっと、ぎりぎりだったな今思えば。

消化しきれない発見や喜びが、じっくり時間をかけて
また新しい私の一部になるだろう。

2011年7月27日水曜日

サティの家 Maisons Erik Satie

オンフルール生まれのもうひとりの芸術家は
フランス音楽界の異端児、






エリック・サティ!






彼の生家が、オンフルールのエリック・サティ協会によって
ユニークな博物館に変身したのは1998年だそう。






梨の形の作品、家具の音楽、犬のためのぶよぶよした前奏曲…






不思議なのは曲の名前だけじゃない。
並行音程、無調性、ミニマルミュージックの先駆けとなった
大胆な音楽はもとより、傘なしでは外出できなかったとか
いつも同じ服装だったとか
孤独であることにこだわったとか、
人柄自体が興味深い。





彼のマニアックぶりが、この博物館では
共感というか、体感というか、とにかく
身近に感じられる。




直筆の楽譜やメモを見られる感動
楽譜を書くにも音符や文字や色にこだわってこだわって…
そういうこだわりに弱い私は
嬉しくってニヤニヤしっぱなしだったけれど、
本人は頭がパンクしそうだっただろうなあ






この博物館ではお化け屋敷みたいに
狭い階段をぐるぐるのぼったりおりたりする。
そして自動ピアノのある白い部屋、
ペダルを漕ぐとメリーゴーランドのようにぐるぐる回りながら
音楽を奏でられる装置のある部屋などをまわって
最後はショートフィルムを観られるサロンにたどり着く。
アトラクション満載で、ただただ楽しい!
これだけの施設を作っちゃった協会にも頭が下がる。
作曲家のパンクしそうだった頭の中を再現しようとした誠実な姿勢に。
だってサティがこれ見たら嬉しいんじゃないかなって思ったもの。



2011年7月26日火曜日

一瞬の光を追ってEugène Boudin & André Hambourg

Honfleur: la ville de peintre


芸術の街として知られるオンフルール。
大通りにはギャラリーがずらりと並び、
小さな通りには画家のアトリエの看板が目立つ。
ノルマンディーの移ろいやすい空を素早く描きとろうとして
印象派が生まれたそうだ。

印象派といえばモネだけど、そのモネが
師と仰いだウジェーヌ・ブーダンはオンフルールで生まれた。


散歩中に見つけた生家


こちらはブーダン美術館


まさにノルマンディーの空の色!

この美術館ではブーダンとその友人たちの作品の他に、
もっと古いノルマンディーの絵画と、そして20世紀以降の
新しい作家の作品が
観られる。

私がとっても気に入ったのは
アンドレ・アンブールAndré Hambourg(1909-1999)の絵


この楽しい色使い、


大きな作品も小さなデッサンも
本当にため息が出るくらいイキイキと動いている




画集を買った。宝物にしよう。







この人です↑

2011年7月25日月曜日

曇空の海岸線まで


お腹がくちい午後は
スニーカー履いて遠くまで



白鳥や



フランソワーズ・サガンのいる公園を突っ切って


靴とワインを両手に持った女の子たちを横目に進む



そして突然海に出た!





曇り空と白い砂浜にくっきりと際立って走っていたヒト、
かっこいい


北フランスに住む人が
南仏のエメラルドグリーンの地中海を見て

なんでこんなんに青いんじゃ!
台所洗剤入れたんか!

という冗談があるそうですが
‥私はこのちょっと寂しい海も好きだなあ
ザッブーンという波の音も潔くっていい。

2011年7月24日日曜日

おいしいものたくさん

Qu'est -ce qu'on mange bien ici...!


週末の始まりはマルシェ!雨もあがっていい感じの朝でした


ノルマンディーの苺はそれはもうびっくりするくらい
甘くて美味しいのです


この赤いの、ぜーんぶ苺!
ずっと前に友達がノルマンディーで結婚式を挙げて
その時会場に積み上げられていた苺の味の深さを思い出しました


それから噂に聞いていた平たい桃
なるほど日本の白桃によく似たジューシーな味


そしてなんとびっくり、ノルマンディーで栽培された椎茸!
バターとコンソメでソテーにしたらとっても美味しかった


夫の大好物のソーセージ


いろいろ少しずつ買ってみる。

南仏料理はオリーブオイルが基本だけど、
ここでは断然バターです。
寒いからなあー、カロリーが必要なのかもしれない。
搾りたての牛乳もクリームみたいに濃い。
私はそのミルクをショウガ入りのホットチョコレートにして
飲んでみました。
それから林檎のジュースやお酒はそのままでも美味しいけれど
お料理にもよく使われています。
ホテルではないので自炊ができるのが嬉しいけれど、
旅行に出たら
なるべくその土地の食べ物を食べてみたい。

さてたくさん食べたら散歩して消化!

続きます…