2008年7月31日木曜日

プリーズ!





おすそわけ、と
近所の人に
こんなにたくさん
桃をもらった。
早く食べないと
悪くなってしまうので、
小さく切って
他の果物と混ぜて
レモン汁を三滴、
フルーツサラダを
つくった。
このまま食べてもよし、
ヨーグルトやシリアルに
入れてもよし。

一番喜んでいたのは
果物が大好きな
アルバトロス。
おねがーい!と
手(前足)を伸ばしてくるのだ。



※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月28日月曜日

魔法の夜



サロン.ドゥ.
プロヴァンスの
音楽祭に
行って来た。
ここは
9世紀に建てられた
大きなお城で、今は
音楽院と美術館に
なっている。
この美術館側の
回廊のある中庭に
日が暮れて
灯りがともり、
音楽が鳴りだす。
なんとも雰囲気の
あるコンサート。

私のお目当ては
フランス人
オルガニストで
作曲家の
ティエリー.
エスケッシュの
即興演奏!!
彼の即興は
だいぶ前に
シャトレ劇場で
聴いて以来だ。
今夜は
ファウストのテーマで
次々に即興が行われた。
オルガンという
ものすごい可能性を秘めた楽器を操り
乗り移られたかのように
演奏を続け、
魔法使いのように次々に音を生み出す
エスケッシュに場内はすっかり魅了され
嵐のような拍手がおこった。

あんなに自由に音楽で
どこまでも行けるって
一体どんな気分だろう。

※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月27日日曜日

夏に読む本『サマータイム』


もう15年くらい前になる。
地元の図書館で
佐藤多佳子の
『サマータイム』に
出会った。

数年前に古本屋で
文庫本を
見つけて再会し、
それ以来毎年
夏になると読んでいる。

夏の終わり、
小学校五年生の進は
どしゃ降りのプールで
ふたつ年上の光一に
出会う。
事故で片手を失った光一は
ジャズピアニストの母親を
持つ大人びた少年だった。
わがままでキレイな
姉の佳奈とともに
光一に惹かれてゆく
進だけれど
ある日連絡が途切れてしまう。

子供時代、夏は独特の
濃い空気を
持って迫ってきて、
だから
夏の終わりはいつも
得体の知れない喪失感に
襲われた。
この本を読むと
そんな心の風景が
鮮やかによみがえる。

文庫本には
『5月の道しるべ』
『9月の雨』
『ホワイト.ピアノ』
と3編の姉妹編が
収録されている。



※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月26日土曜日

絞りの技術



プリント柄のデザイナーである友人は
日本の着物に
興味津々で
先日遊びに来たときに
私の着物や帯を見て
感嘆していた。
そして
SHIBORI
というDVDを
貸してくれた。

それは絞りの町、
名古屋市有松で
古くから
行われている
絞りの技術を
紹介する
DVDだった。

たとえば
あの細かい鹿の子模様が
ひとつひとつ手仕事で
つけられるなんて
日本人のくせに
私はちっとも知らなかった。

塗ったり折ったり
縛ったりして
跡をつけたものを
染めて、糸を抜く。
そこには
職人さんたちの
気の遠くなるような
細かい手作業があった。

日本人てすごい!と
褒める友人を横目に
着物を持っていても
着付けのできない私は
ちょっと
恥ずかしくなった。



※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月25日金曜日

夏の夕暮れごはん


夏になると
このへんの人は
外で夕食をとるらしい。
道を歩いていると
ぷーんといい匂いがしてくるし、
子供の笑い声や
お酒の瓶の当たる音など
にぎやかだ。

昨日は近くの家に
夕飯を招かれた。
お庭にすてきな
コーナーを作っていて
感激。

裁縫のアトリエを持っている
奥さんの手作りという
幌(ほろ)の屋根、
夏のサロン用に
庭に取り付けられた
水場とバーベーキュー網。
木のテーブルと
ランタン。

メニューは
野菜ペーストのトーストに
南仏名物の豆スープと
ラム肉、採れたて杏のパイ。

日が暮れて
優しい風が吹いて
大人ばかりの
しっとりとした
夕食になった。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月24日木曜日

怖いような嬉しいような




外に出たいと鳴くので
テラスに出された
うちの箱入り猫。
ところが
テーブルの上から
一歩も動かない。

未知の世界は
そわそわするなあ。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月22日火曜日

折り紙の可能性


日本の文化を紹介する、という目的で
始めた折り紙が
すっかり
楽しくなってきた。
このごろは
折り紙で
誕生日カードを
作っている。
これが思いがけず
フランス人の家族や友人に
すごく喜ばれるのだ。
こどもの遊びのようなものなのに。

折り紙も絵や料理のように
一心不乱になれるところが
気に入っている。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

美しい人



最近
美しい人と知り合った。
お孫さんがいるとは
信じられないスタイルと
きらきらした瞳をもつ
本当にきれいなヒト。
そしてかなりの
お洒落さんだ。

フランス人は意外と
おしゃれな人が少ない。
とくに田舎では
ひどく厚化粧で派手すぎるか、
まったくかまっていないか、
どちらかに分かれる。
だから
シンプルでさりげないお洒落を
している人を見ると
とても嬉しくなる。
そして
本当にきれいな人、というのは
つまり
生き生きしている人のことだ、
と最近特に思う。

彼女はエクスにアンティークの
お店を持っているそうで、
日本の雑誌が
取材にきた
とのこと、
小さい記事だけど、と言って
その届いたばかりの雑誌を
今朝持ってきてくれた。

日本の雑誌なんて
何ヶ月ぶりだろう。
ページをめくると
わくわくする。
嬉しくなって
あっという間に
読んでしまった。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月21日月曜日

なかなか暮れない夏の夜を楽しむ4(最終回)



お祭りの最後は週末に
文字通りの夏祭り。教会広場で
じゃんじゃかじゃんと
音楽が
鳴らされ、
細い道には
ずらりと
食べ物の屋台が
並んだ。

じつはこの屋台に
ひともんちゃくあり。

というのは
コルニヨン村には
レストランと、
パン屋と乾物屋がそれぞれ一軒ずつある
だけ。
小さな村のお祭りには
それでも
充分間に合う。
ところが去年店を売って
コルニヨンを離れた
以前のパン屋一家が
一番中心に陣取って
今のパン屋さんと全く同じメニューで
店を出したのだ!

戦争である。

今のパン屋さんはとても感じのよい
穏やかな一家なので特にもめることも
なく終わったようだけど、
あくどいなあ、とびっくりした。

私は夜市にバッグで参加して
なかなか良い売り上げで大満足。
(リンク→アユミバッグ)
折り紙を折っていたら
子供たちが集まって来て
臨時折り紙教室となった。

隣はコルニヨンの石けんと
はちみちのお店。

長い祭りが終わる。

翌日はお昼過ぎまで
ぐっすりぐっすり眠った。

※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月19日土曜日

なかなか暮れない夏の夜を楽しむ3




お祭り3日めは
小学校での
雄牛を食べる会。

普段私たちが食べている
いわゆる牛肉というのは
メスであって、
雄牛とは
あのスペインの闘牛で
おなじみの
勇ましい牛の方。
味もだいぶ濃い。

これをじっくりと焼いた
肉を食べる。みんなで。

ステージでは
歌と踊りの
ショーが延々と
続き、
夜が更けてくると
人々は
狂ったように
踊りだす。

フランス人は
子供からお年寄りまで
踊るのが
だーいすき!
なのだ。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月18日金曜日

なかなか暮れない夏の夜を楽しむ2




お祭り2日めは
マルセイユで行われた
ブラスバンド講習会の
打ち上げコンサート。

おなじみの
トランペットや
サクスフォン、
トロンボーン等に混じって
山の中で合図に使われていた
という
巨大なアルプスホルンや、
ホラ貝(!)のアンサンブルと
なかなか
楽しいプログラムだった。

ラストの曲と同時に
ちょうど日が暮れ始めて
夕焼け空に
ブラスバンドの
ハーモニーがきれいに響いた。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月17日木曜日

なかなか暮れない夏の夜を楽しむ1



コルニヨン村のお祭りが始まった。
水曜日から日曜日までいろいろな催しが
続く夏祭りだ。

水曜日は
私たちのピアノリサイタルで
幕開けとなった。

屋外コンサートは
鳥の声に教会の鐘、と
そこに存在する
いろいろな音のなかで
弾かなくてはいけない。
集中するのが難しいけれど
そのぶん
自然の中に
新しい音を足す、という
高揚感もある。

自然の中で
たくさんの人と
音楽を共有する
楽しみもある。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月14日月曜日

バーバパパとお寿司の夜





土曜日、
友人宅で
寿司パーティーを
した。
みんなで巻き巻き、
真剣そのもの。

フランスのお寿司屋さんの
ほとんどは
中国人の経営による
マガイモノなので
(と言っても最近では皆
偽物とわかっているらしい)
魚だけでなく、
かんぴょうや
しいたけといった
日本ならではの具に
興味が集まった。

ピンク色の桜でんぶは
感触がおもしろい、と
バーバパパと名付けられた。

バーバパパというと
あのキャラクターを
思い浮かべるけれど、
Barbe à papa
直訳すると
パパのおヒゲ、
綿菓子を意味する
フランス語なのだ。

※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月13日日曜日

発表会DVD


音楽教室の発表会DVDが
無事完売。

ピアノの発表会、というと
親御さんたちが
競うようにビデオを
撮っている姿が
印象的だ。
我が子の晴れ舞台を!
と思う気持ちは
よくわかる。

それでもビデオ撮影に夢中で
演奏に集中できなかった
という話を良く聞くし、
だからといってそのビデオを何度も
見るというわけでもないようだ。

そこで教室側でビデオを撮って
編集して発売する、という案が出た。
機械オタクの夫がかなりはりきって
二台のカメラで編集して
作ったDVD、
プログラムごとに
観られるようにして、
おまけのボーナスもつけて、
なかなか楽しく出来上がった。

買ってくれた生徒さんたちの
評判も上々で、
小さい子は毎日見て、
他の子の曲も覚えてしまったという。

やる気につながれば
さらに嬉しい。

売上金は次回の発表会の予算に使われます。

※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月11日金曜日

これはほんの一部です




蚤の市で必ず目が
いくもの。

箱。

私は箱や缶や
ビンといった
容れ物が
大好きで
もう容れるものも
ないのに
どんどん増えてしまった。

とくに古いものは
何が入っていたんだろうと
わくわくする。
気になったら
すぐに

これは何のための
箱ですか?

と聞くことに
している。

いちばん上の写真は
私の机の上。

左の木の箱は
昔の小学生が
学校に持って行った
おやつ入れ
だったそうだ。
皮の持ち手がついていて
金具がかちりと
かわいく閉まる。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

2008年7月10日木曜日

絵を描く





大型スーパーの
バーゲンで
70%引きの
グラフィックボードを
発見!
機械に弱い私でも
簡単に使えて
すっかり
はまってしまい、
最近の息抜きは
もっぱら
お絵描き。

これで絵本や
ソルフェージュの
教材を
作ったり、、と
また夢が膨らむ。
夢ばっかりで
生きてるけど。

絵を描くと
気が静まる。
それしか
考えないからかな。


※ブログ村ランキングに参加しています。
クリックご協力お願いします!にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ