2014年3月12日水曜日

ヌヌーについて

Très jolis dessins par les petite copines de Yumé !


うちの冷蔵庫には今2枚のとびきり可愛い絵が張ってある。

上の絵は6歳のお友達のみうちゃんが
これあなたたちよと言って先週くれたもの。

いつから夫が歌手になったのかはともかく
私たちが彼女の目にこんなふうに楽しげに映っているなんて嬉しい。

1歳の娘の夢はもうハイヒールはいてパパと歌っている。天才だ!



そして下の絵は今日ジュリーが夢にくれた。

ジュリーは私のピアノの生徒さんで
ジュリーのシッターさんのマリーが
夢のシッターさんなのです。

ベビーシッターのことをフランス語ではヌヌーといい、
このヌヌーをお願いするにあたって私たちは何度も話し合った。

マリーと知り合ったのは3年前。
当時幼児クラスに来ていたジュリーと弟くんアントワーヌに付き添っていた
彼女の感じがとても良かった。

習い事に連れて行くのが仕事なのだから
レッスンの場に子供達を置いていけば自分の時間ができるだろうに
ママ達にまじって授業に参加。
いつもニコニコ控えめで子供達も良くなついている。


あんなヌヌーはいいなあーと思っていた。

実は私もパリで学生をしていた頃ヌヌーの経験がある。
担当した10歳の女の子とうまく距離をとることができなかったので
良い思い出ではない。
それどころか辞めたときにその子が部屋に閉じこもって
さよならも言えなかったので今でも胸が痛む。

その後ピアノを教える仕事を始めて
先生と生徒というはっきりした関係はなんて楽なんだろうと思った。

ヌヌーは家族ではない。
でも大きな大きな信頼関係が必要だ。

今は水曜日と木曜日、週に2回みてもらっていて
今日は初めて1日中お願いした。

午前中はジュリーの家で2時間、そのあと私が迎えに行って
うちでお昼を食べ、午後はマリーがうちに来てくれる。

バカンスでずっと一緒にいたし大丈夫かしら
というこっちの心配をよそに
夢はすっかりなついて
今日は一度も泣かなかったらしい!

12時にレッスンを終え、
うちから3分のところに迎えに行くのももどかしく
小走りで息を切らせて行ったのに
本人はキャーキャー笑っていた。

数週間前は迎えに行くと
泣きじゃくって怒ったようにすねた顔をしていたのに。

別れ際に罪悪感がつのり、抱きしめたりすると余計だめ。

新しい風景に気を取られているうちにさーっと去るコツも覚えた。

私の顔を見ると思い出したように泣くので
午後レッスン中近くにいても顔を出さないことに決めた。

母もがまんがまん‥

ジュリーとアントワーヌのご両親も温かく、
わざわざ夢のためにベビーサークルやぬいぐるみを用意して
待っていてくれる。

ありがたいことです。

ユメへ、と書かれた
ハートリンゴの絵が私を勇気づける。

ありがとう!