2016年8月1日月曜日

マツーエフ



Hier soir un magnifique concert du pianiste Denis Matsuev , just ...Wao, quelle excitation !

ラ・ロック・ダンテロン音楽祭で
ロシア人ピアニスト
デニス・マツーエフのリサイタルを聴いてきました。


前半はシューマンの子供の情景とクライスレリアーナ、
後半はラフマニノフのエチュード3曲にプレリュードを2曲、
そして大曲のソナタという2時間近いプログラムの後
アンコール4曲という
タフさ!

大きな野外ホールで見ても
2 メートルくらいあるんじゃないか、という大きな体から
紡ぎ出される力強い音、
超絶テクニックに笑いがこみ上げてくるように
嬉しそうに挑んで行く狩人のような姿勢、
高まる感情にうおーっと雄叫びをあげて
全身を委ねる音楽性‥


実は私達、会場にギリギリにつき
ちょうど舞台入りするマツーエフを見ることができたのですが
背中をそらして、さーいくぞーというように余裕の笑みで歩いていました。


この肉食風なルックス!

最後のアンコールのジャズでは
観客総立ちで足も手も鳴らし、夜の森が
人々の感動のサインを伝えようとする割れるような音に包まれました。

音楽祭の近くの学校で夫が教えているため
毎年たくさんの招待券を頂けるのです。

リフォーム工事の地味な夏休み、
合間に束の間の幸せ、味わっています。