2013年3月4日月曜日

魔法使いトリスタン

Un grand merci à Tristan Pfaff pour ce moment magique qu'il nous a offert ... !



立ち見続出の大盛況で
3月の土曜コンサート、トリスタン・プァフのピアノリサイタルが終了しました。
2月のゲスト、マチュー・ステファネリつながりで演奏に来てくれたトリスタン、
真ん中にマチューの曲を挟んで他はオールリストのプログラムでした。









前半は『愛の夢』や『コンソレーション(慰め)』など甘い甘い曲、
そして後半は『巡礼の年、ヴェネツィアとナポリ』。
ヴィルトゥオーゾってこのことか!というような、
手が別の生き物みたいなその華麗なテクニックと
次々に変わる音色と息の長いフレーズで
お客さんは息を飲むように集中して聴きいっていました。
そしてラスト、割れるような拍手、拍手、拍手‥‥

アンコールではホロビッツバージョンのハンガリー狂詩曲とコンソレーション、
そしてカプスチーンKapustin のソナタ第1番ファンタジア、
ジャズ風のテンションの高いすてきな曲、
これはあとでビデオを載せておこうと思います。






私は後ろの方にいたのですが
アンコールのコンソレーションでは
客席の恋人達が肩を寄せ合い、お母さんが子供のおでこにキスをしている
そんな魔法のような光景があちこちで見られました。

なんなのこれ、魔法使い?!と思いながら私も魔法にかけられたように
じーんとなっていました。
とにかく完璧でハイレベルなコンサート‥
実際のトリスタンは、ああこのひとピアノを弾くために生まれてきたんだなあーという
現実離れしたアーチストでそれもまた魅力的でした。

私自身は生後2週間足らずの娘がいるので
今回はお留守番かあーと諦めていたのですが
ちょうど義妹のマガリーが来ていて
1時間だったらみててあげるから行って来たら?と言ってもらって
(会場はうちから徒歩2分の教会)
ぎりぎりまでおっぱいをあげて、
参加することができました。


ああ聴けてよかったーーーマガリーありがと!!


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