2013年11月4日月曜日

狭間で Entre les deux pays



En arrivant à Paris,
je  me sens toujours un peu sentimentale.
Parce que j'avais habité dans cette ville pendant 8 ans...
Mais il n' y avait pas assez de temps cette fois;
1h30 pour changer l'avion!
Ma fille était épuisée.
 courage, courage, encore un tout petit peu..

Pour récupérer les bagages à l'aéroport, le carrousel à bagage s'est arrêté un peu.
Les gens crient tout de suite.

Hé! Oh!

Oui nous sommes arrivés à Marseille !


今回の乗り換えはパリだった。
22歳から30歳まで、8年暮らしたパリ!
この街を想うといつも少々感傷的になるけれど
乗り換え時間が1時間ちょっとと急いていたので
ミニおセンチ気分でささっと通り過ぎる。

保安検査場。
成田では抱っこ紐はそのままでといいと言われたけれど
パリでは外してと言われた。
そのうえ、なんとボディチェックまでひっかかる!

時間ないのに!と焦りながら
しかし8ヶ月のムスメまでボディチェックを受けてムッとする。
どうして引っかかったんでしょう!?と思わず聞くと
偶然ですよ だって。


さて、乗り換え地のパリで
私は本当に二つの国の狭間にいるという気分になった。

正確にいえば
もうフランスに着いているのに
パリはいつもよそよそしい顔を保っている。
入り口の空港でさえ。

さあマルセイユまで1時間半飛行機に乗って
着いたら車で家に帰るんだ。

あと、ちょっと!

パリまでの飛行機のなかで案外おりこうに寝てくれたけれど
起きていた時はかなり興奮して疲れ
いまやぐったり無表情になっているムスメの背中を
ポンポン叩きながら

あとちょっとだよーーーとささやく。

今回の帰省は今までと気分が全然違った。
家族にも友人にもムスメのリズムに合わせて
付き合ってもらい、彼女のお披露目が優先されたので
私のささやかな気持ちの切り替えなんて
どうしても後回しになった。


それでも、家で、外で、
人と触れ合うことで考えさせられることはやっぱり多い。

たとえば野球を見ていた父との会話↓

まあくん、頑張れよ!

なんでまあくんって言うの?

まあくんはまあくんなんだ。まあくんはすごいんだよ。

あ、まあくん上手なんだ?

‥‥上手ってあんまり使わないよ、こういう時。相手はプロだよ!



非常にどうでもいい会話だけど
私はちょっと動揺した。やっぱりおかしくなってるのかなあー
私の感覚。


マルセイユに着くと
荷物を受け取るレールがガタンっと大きな音をたてて止まった。

すぐに動き出したのに、
その一瞬すかさず人々がブーイングの声をあげた。

エーーオー!!と
でもそれは半分笑っているような楽しんでいるような声で

あ、帰ってきた

と、思った。南仏に。

merci !
にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ
にほんブログ村 猫ブログ シャム猫へ