2013年12月8日日曜日

打たれる瞬間

Le récital de piano par Jean -Michel
avec un beau programme bien romantique ( "Les" Schumann et Liszt ) ...
Bravo et Merci d' être venus si nombreux !










12月の寒ーい土曜日の夕方、土曜クラシックシリーズがありました。
村の小さな教会いっぱいにお客さんが入って下さり
夫のピアノリサイタル、暖かい良い会になりました。

直前に停電になったりしてヒヤヒヤしましたが
シューマンの謝肉祭で
たたーんったたーんっと派手に開演。
この出だしを聴くと私、いつもワクワクします。

しかし50人以上の生徒さんを抱えて、またこんな大曲に挑戦しちゃって、
ピアノについては勇気あるなあー
人一倍怖がりなのに。

待望の娘が産まれて我が家の生活はがらりと変わりました。

ちょっとユルめにしとこ、とついつい逃げ腰な私と違って
いやますます頑張ろう、という彼のこれは楽観的なフランス人気質か
やっぱりどこか身軽な男性的なものか

いずれにしても
続けないとダメになる、という態度は見習わなきゃと思います。

クララ・シューマンの[魔女の舞踏](教会で魔女とか弾いていいんでしょうか‥)
という小品を挟んで
オハコであるリストの[ダンテを読んで]で終了。

楽々オクターブで音の洪水のようなダンテが教会に響き渡り
写真を撮っていた私の手も視線も思わず止まりました。

些細なことで言い合っても、むくれても、
コンサート会場で夫のピアノを聴くと
私はやっぱりいつも祈るような憧れるような気持ちになり
見直してしまうのです。

やられたっというふうに。

なによ、こないだ虫が怖くて私の後ろに隠れたじゃん
大きなナリしてさっとか
もう私ばっかり家事をしてて嫌になるっとか

いろいろ思って思いながら

あーチクショー上手いなあ、
とニヤニヤしている自分になんだか安心するのです。



コンサート後は友人一家がうちに寄ってくれて
久しぶりにおしゃべりを楽しみ、
今日のお昼は家族で近くのレストランに行きました。

このレストランは会場である教会の真ん前にあり、
今年はプログラムを持って行くと
食前酒と食後のコーヒーが無料になるという
コラボをしています。

オーナーから、昨日はコンサート帰りのお客さんから評判をききましたよーと
言ってもらい、
このシリーズが人々のお出かけや集いのきっかけになれていたのなら
嬉しいなあと思いました。


merci !
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