ミレイユお母さんの亡くなった
週末は
ちょうど歌曲コンサートの
フェスティバル中で
パリからお客様がありました。
ソプラノ歌手のジュリア、
テノールのパトリック、
ピアニストのマチュー、
何度も演奏に来てくださっている
素晴らしい音楽家の方たち
突然の悲報を聞いて、
何かできることはない?と
本番前なのに何度も
聞いてくれました。
このコンサートを
ミュジカダンスの
代表ミレイユ・ルノーに捧げます
というマチューの挨拶で
始まりました。
蒼白な顔で譜めくりをした夫。
フランスとイタリアのオペラで
新年にふさわしい華々しいプログラム
折しもグノーのオペラ
ミレイユのアリアもあったのです‥
いつものように二階席に座りながら
なにを聴いても感極まって
涙が止まらず
困りました。
そして1週間後は
尊敬するピアニスト成嶋志保さんと
メゾソプラノのサンドラによる
フランス歌曲のプログラムでした。
プーランクやデュパルクの
しっとりしたメロディーと
志保ちゃんの深い音色で奏でられる
ハーモニーに
今度はしみじみと
また涙‥
同時に行うコンサートの準備は
決して簡単ではなかったけれど
音楽家の方たちや
フォローを手伝ってくれた
友人たちに支えられ
励まされ
乗り越えることができました。
娘も今度はお花を渡すお役目を
果たせて満足。
コンサートの間、
音楽のもつ
儚さと普遍性という両面を
人生のように感じていました。