2019年1月14日月曜日

不在



義母ミレイユが亡くなった
1月5日から
文字通り世界が変わりました。

夫と彼の妹マガリーが悲しみを堪えて
いろいろな手続きに奮闘する中
私は出来るだけ仕事を続けながら
家族のお世話をしていました。

というのも
たまたまバカンス中で
家にいた妹親子、に加え
ミレイユのお母さんである私たちの
マミー
(娘にとってはメメ、
90歳のひいおばあちゃん)、そして
お父さんを我が家に迎え
大人5人に子供3人の大所帯になったのです。

それから妹のパートナーが彼らの長男
マテオを迎えにきて一旦ボルドーに
帰ることに。

それからは大人5人と子供2人、
それでもいっぱいいっぱい、ベッドも足りません。
妹親子は友人テレザとイブの家に
夜だけ寝かせて
もらうことになりました。



みんなが痛みを抱える中
なんといっても癒されたのは
生後5ヶ月の赤ちゃん
ヴァロンタンの笑顔。

またこの子が天使のように
ニコニコとお利口で本当に
可愛いのです。

大好きだったおばあちゃんとの
突然のお別れに
じっと耐えていた娘も
従兄弟を離さず、
救いになりました。
マイペースな妹も一変して
家事を手伝い
テキパキとあちこちに電話をかけ
この時ほど
彼女に感謝したことはありません。

そして
みんなで泣き
抱きしめあい
労わりあう
その中心に

お母さんの無言の不在がありました。



外で仕事をしていれば
家で娘を預かってもらっている気がし
家の玄関では
ゆっくりと靴を履いている姿が浮かび
台所のテーブルでお茶を飲み
リビングのソファーで休み
娘の部屋でおもちゃに囲まれている
姿が見えるようで

その度に
これは悪い夢なんじゃないかと
思う。

これからやって来る

みんなの誕生日
イースター
クリスマス
お正月
発表会
たくさんのコンサート

どんな行事にも
お母さんがいないんだ

そう思うと涙が止まりません。