2007年6月4日月曜日




土曜日、髪を染めた。普段はオペラにある日本人の美容室に行くのだけれど、ふと思いついて近所にある
ずっと気になっていたお店にふらりと行ってみた。そこはふつうのアパートの地階にあって、写真のべたべた貼ってある大手の美容院と違う、いかにもサロン、という感じの個人的なしっとりした密室感に目を奪われていたのだ。
行ってみると美容師さんたちも感じがよく、すっかりいい気分で帰ってきた。どうしてフランスの美容院を敬遠していたかというと、渡仏したばかりの頃、有名なチェーンのお店に行き、拙いフランス語で「段を入れて軽くしてください」と言ったら、かぐや姫のようなかちんかちんの段ができていて、泣きそうになった思い出があったからだ。パーマなんかもこちらのやり方はアジア人の髪には合わないとよくいう。でもカラーリングは上手いときいていた。私達の黒い髪を明るく染めるより、もともと薄い色を更に明るく、とか他の色を入れるというのは難しいらしい。
忙しさにかまけて、ついスッピンで髪もぼさぼさ、という状態になりかねない私なので、ときどきプロに髪をいじってもらうと、あっそうだった、キレイにしなきゃ、とはっとするのでした。
注:7faraday coiffeur/7,rue Faraday 75017 Paris
写真は閉店日の日曜日にこっそり撮ったので無人です。手前にかわいいカフェもあり。