2007年6月6日水曜日

かぶり続けてね



バス停のすぐ後ろに家がある、というのはなんとなく絵になる。そして絵になるというのは物語性があるということだ、と勝手に思っている。フランス人をラテン系だなあと思うのは、街で知らない人に話しかけられた時だ。今日はバスの中でおじさんに「その帽子大きいねえ!!いいねえ!!」とからかわれた。「いやー本当にすてきだよ!」と大声で言うのでがらがらの昼間のバスとはいえ、皆笑いながら見ている。私は帽子が好きで夏も冬もよくかぶっているのだけど、今日は顔が見えないくらい大きな帽子をかぶっていた。一昨年スペインに行くために買ったもので、空港に着いて迎えに来てくれた友達に駆け寄ろうとして前が見えず柱にぶつかって大笑いされたくらい大きいのだ。おじさんは「今日は1日いい気分だよ、ありがとう。どうぞ帽子、かぶり続けてね」と言って降りていった。おかしい。