暮しの手帳の編集長、松浦弥太郎の
『今日もていねいに』のなかに
「わからない箱」という章がある。
本や新聞を読んでいて、または人と話をしていて
わからなかったことを紙にさっと書いて
箱にしまっておく。そしてひと月に一度くらい
箱を覗いてわからなかったことを調べる。
自分の弱点がみえてきて独学がはじまる。
これを読んだ時、私はすごくいいなあと思った。
箱はたくさん持っているのにまだ実践できていない。
大学のとき尊敬していた美学の先生が
生徒の質問に考え込んだ末、
「それはちょっとわかりません」とあっさり言ったことがあった。
そりゃあえらい先生だからだと思うけど
潔くてステキだった。
わからないことはわからないと言う方がいい。
さてこの本は
図書館で目に留まった表紙から一瞬にして
そんなエピソードを思い出させた1冊。
好きな言葉は緑の箱に、
悲しい言葉は黄色の箱に、
いつでも使える言葉は青い箱に‥。
色がとてもきれいだ。
※ブログ村ランキングに参加しています。
Merci!
にほんブログ村