2013年5月15日水曜日

またあしたね A demain!

Tous les soirs en allaitant pour faire dormir,
Je parle à Yumé,
´´on s'est bien amusé et on va bien s'amuser encore,
À demain! ´´


親バカねえ、なんてフランス人を
笑っている場合ではなかった。

いつもはムスメの泣き声で
慌てて起きるのだけど
今朝は珍しくその前に目が覚めた。

雨戸を開けてベビーベッドを覗き込むと
ムスメは伸びをして
ゆっくり目を開けた。
そして私の姿を確認すると
よっぽど思いがけなかったんだろう
びっくりした顔をして、そして1秒後に
顔中で笑って体をくねらして足をバタバタさせて喜んだ。
母が夢ちゃん、あれに似てる、水の中にいるユラユラしてるあれ‥クリオネ!と
言っていたまさに
ユラユラしてるあの流氷の天使(スイマセン!!
親バカ通り越してただの大馬鹿でゴザイマス)。

オラ、オラ、オララーーーー

胸がキュンとして危うく涙ぐみそうになった。

毎日、夜の7時すぎに暗くした部屋で
ピッタリ添い寝をしながら授乳をして寝付かせる。
最近はそのまま明け方まで寝てくれるので
それが一日の最後のスキンシップ。
この時私はいつも
今日も楽しかったね、また明日いっぱい遊ぼうね
と言うようにしている。

子供の本の世界では
行って帰ってくる、という設定がとても大事なのだと
なにかで読んだことがある。
確かぐりとぐらの中川李枝子さんのお話で
その時私はすごく納得した。
赤ちゃんにとっての1日は
私たちよりずっと長い大冒険。

だからこそ
また明日ね、
にも心がこもるんである。

明日は新しい一日で、明日の夢はもう今日の夢じゃない。

そして本当は私たちもそう。