村役場にクリスマスの灯りがついた!うちは目の前なので、毎晩用もないのに外を眺めて楽しんでいる。教えている音楽教室も幼児教室もクリスマスの曲に歌にお話に、とここのところすっかりクリスマス漬けだ。それでも決していやにならない。パリや東京には大きなプレゼントの包みを抱えて嬉しそうに(時にはしんどそうに)歩いている人があふれている頃だろう。あちこちで音楽がじゃんじゃか鳴って。いつだったか12月にパリでバスに乗っていて、仕事の帰りで疲れ切っていたのだけど、街中ローソクの載ったケーキみたい、と思ったことがあった。それで周りはすごく賑やかなのに、自分の中だけが不思議としんみりしたのだ。ああいう街の喧騒は決して嫌いじゃなかった。今私の周りはクリスマスもやっぱりささやかな感じで、こりゃまた悪くないなーと感じている。