この夏も
たくさんの本を読んだ。
日本では
図書館や本屋さんに
何度も通い、
実家にある子供の頃の本まで
引っぱりだしてきて
むさぼるように読んだ。
そのなかで特に
良かった本が
灰谷健次郎の
「兎の眼」。
日本で読み始め、フランスで読み終わった。
お行儀の悪いことに朝ごはんを食べながら
(うちでは寝坊助の夫を放っておいて朝食はひとり、または猫を横に従えて
ひっそり食べることが多い,そういうときにひとリ暮らし時代の癖、
読みごはんがよみがえる)
読んでいたのだけれど、あるシーンでナミダが止まらなくなってしまった。
いかに涙腺がゆるんできたといっても私は泣き虫の方ではないし、
たとえばタイタニックのような映画では絶対に泣かないタイプだ。
でもこういう、さりげないなにげない日常を丁寧に綴った物語には、とても弱い。
新米の小学校の先生が奮闘するお話です。
ささめやゆきさんの表紙の絵もとてもよい。
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