2013年7月24日水曜日

Arcadi Volodos アルカディ・ヴォロドス


Super concert avec Arcadi Volodos à la roque d'Anthéron !

ラ・ロック・ダンテロン音楽祭に行ってきました。
ロシアのピアニスト、アルカディ・ヴォロドスのリサイタルで
私は生演奏を聴くのは初めて。
とても楽しみにしていました。
ヴォロドスといえばトルコ行進曲のアレンジなど
超絶テクニックのイメージが強かったのですが
モンポウ、ブラームス、シューマンという
とても渋いプログラム。
これがとっても良かったのです。
とくにシューマンの子供の情景は詩情あふれて
涙が出そうに素晴らしかった!
大きな大きな体から作り出される繊細なピアニッシモの音に
野外の客席もしーんと静まり返って
最後の曲が終わると拍手だけでなく足踏みのついた大歓声が起こりました。

アンコールも有名ではない曲をつぎつぎと5曲も、
あれは何?という声があちこちでざわざわ。
そして演奏終了後に
客席の外にアンコール曲目が張り出されるという
クイズのような仕掛けになっていました。
今やスター音楽祭主催者と呼ばれるルネ・マルタン‥さすがです。

そうだよね、
いまさら弾ける弾けるって見せなくっても皆知ってるもんね

今年41歳というヴォロドスの演奏は本当に大人でした。
若い時のヴォロドスのテクニックに圧倒されたという夫としんみり言いながら
帰りの並木道を歩きました。

夜9時半↑(もちろん時間通りには始まらない)開演のコンサートを終えて、
そのときすでに0時頃!


さて私たちはムスメが産まれてから
仕事以外でふたりで出かけるのは初めて。
いってらっしゃい、
と子守りを兼ねて泊まりにきてくれたお義母さんに甘えて
5ヶ月ぶりのデートとなりました。

たまにはいいよね!