去年の夏休み。
あなたを授かって
眠くてたまらなかったり
胸がムカムカして気持ち悪かったり
そんな体調の変化さえ
嬉しくて嬉しくて嬉しくて
途方にくれそうになりながら
毎日祈るような気持ちで過ごした。
今年はもっと嬉しいよ。
わかってんのかな？
わかんなくってもいいよ。
母は幸せなのデス。
けれどそのぶん
夢を守ってくれた黒猫のエベンヌと
夢に会いたがっていたイタリア人のパオラがいなくて寂しい。
シーズンごとに思い出がたくさんあって
季節が変わるたびにまだ胸がチクチクする。
だから私はもう愛情の出し惜しみはしない。
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