2015年1月8日木曜日

Je suis Charlie







もうすぐ正午のスーパーに1分間の黙祷のアナウンスが流れた。
この時、フランス中が昨日のテロ事件の犠牲者を想ったことだろう。

夕方レッスンにきた子供達も学校で黙祷したそうで
ショックを受けていた。

シャルリー・エブド社という風刺新聞を私は読んだことがない。
左寄りの友人が持っていたのを見かけたくらい。

風刺ユーモアで政治家や教皇をこきおろすという
この新聞には根強いファンもいるけれど敵も多く
数年前にはやはりイスラムのグループによる放火事件もあった。

それでも筆を捨てずにユーモアを持って戦うことを選んだイラストレーターを含む
12人が亡くなって
この新聞は消えるどころか
かつて無いほど世界中から注目を浴び
表現の自由を訴えて各地でストが起こっている。

Je suis Charlie  私はシャルリー

=私は自由

ということ?

フランスで生活していると宗教の違いを感じるのは日常茶飯事。

講習会で豚肉は食べませんというイスラム教徒やユダヤ教徒の生徒さんもいるし
カトリック系の学校に行っている子も多い。

神社で結婚して、子供達のところにはサンタクロースが来て、お葬式はお寺で‥という
日本の風習を話すと皆目を丸くするけれど、
他者を受け入れる多神教の教えがあれば
世界はもっと平和になるんじゃないか。
宗教は救いを求めて信じるものじゃないのか。


でもこれは宗教の問題を超えている。
自由さを詠った筆が暴力で圧し折られるなんて、どう考えても間違っている。