2015年1月27日火曜日

紙芝居コンサートを振り返る

Le souvenir du Concert  "Pierre et le loup "
Décembre 2014

もうひと月前になる紙芝居コンサートの思い出です。

クリスマスイブの前日、
こんなにかわいい図書館の


2階に、
私たちのクラフトピアノと紙芝居セットが
設置されました。


小さな図書館なので
セキュリティーのために100人で
予約を打ち切ったそうで
入れなかったというお客さんもいて
嬉しいやら申し訳ないやら‥。
リハーサル中はマミーとおりこうに待っていたムスメっ子↑

本番中はやっぱりじっとしていられず
階下で本を読んでいたそうです。







さて楽しかったのです。
たぶん今までした子供向けのコンサートで一番
反応をつかめたという手応えがありました。

30分という短い時間にしたこと、
最後にクイズを入れてちびっ子参加型にしたこと


そしてやっぱりプロコフィエフのウキウキするこの音楽、
皆好きなんだなあー

そして今回のナレーターは夫でした。まあしゃべりんなので、なかなか上手なのです。
助けられました。


お正月明けにヨガのワークショップに参加したら
先生がお子さん達とコンサートに来てくれていたそうで
ピアノを弾いていたの、あなた?と聞かれました。
アメリカ人のかわいい先生で旦那さんはジャズピアニストなんだそうです。


絵を描いたりピアノを弾いたり教えたりコンサートを企画したり

いろいろな仕事をコツコツ地道に職人のようにつづけていく、

それが目標です。そのためにはやっぱり体がいちばん大事だなあと思う今日このごろ、

今年最初の月も、もうすぐ終わりそうです。

クラフトピアノの旅もつづきます。



2015年1月24日土曜日

Let´s speak English !



Je veux réaliser un petit rêve cette année ... Parler anglais.
J'ai de la chance d'avoir un super senseï , Yuma, une japonaise en plus! 

英語を話せるようになりたい!
という長年の夢に今年は挑戦します。

フランス語を話しているので勿論英語も話せる、と思われることが多い。
こう見えても中高校時代、英語は得意科目だった。
語学って面白い!と感じたのも英語が先。
個人レッスンでとてもユニークで素敵な先生について、
その先生のレッスンを受けていなかったら
私は今頃こんなところにいなかったと思う。

でもフランス語に馴染み始めてからは
すっかりご無沙汰していたし、
好きだったのは机上のお勉強で
実際の英会話は殆どしたことがない。
頭のスペースが少ないので、
もう入るとこないし、と避けているうちに
すっかり忘れてしまった。
そしていつも旅行中は不自由を感じてストレス。

そこに現れた幸運!人口1300人の同じ村に住んでいる
なんと日本人のユマちゃん!
アメリカ育ちで何カ国後も話せる通訳さんの彼女、
日本語でピアノを習いたいと数か月前からうちにレッスンに来てくれている。
お互い不思議な日本語に毎回爆笑しながら楽しい時間を過ごした後、
思い切って交換授業を提案したというわけ。

先日初めてレッスンを受け、目から鱗の衝撃を受けた。
フランス語しか話せない日本人、しかもややマルセイユ訛りの私にぴったりの
最高の先生じゃないの!
よし、がんばるぞー!

鼻息だけは荒いのだ。
ユマちゃん、よろしくお願いしまーす。






2015年1月19日月曜日

23ヶ月とムッシュー


Ma fille a 23 mois aujojurd'hui, le dernier mois de son 1an.
Comme le temps passe vite, comme elle grandit vite...!

娘は今日で23ヶ月、1歳最後の月となりました。
ここひと月で、トイレトレーニングやおしゃべりがぐんと進み
毎日目を見張るような成長ぶり。

いく、する、みる、たべる、と始まった動詞を
いかない、しない、みない、たべないと
否定形を使いこなして
イヤイヤ期の準備もばっちりです‥

そして

行っちゃったね、なんていう
なんとなく切ない過去形にぐっときます。

思えば日本語は名詞、形容詞、動詞の順番で
覚えて行ってる気がしますが

フランス語は
いきなり短い文章や感嘆詞がでてきます。

言語っておもしろい。。

さてそんな彼女の最近のアイドルは


おじさん‥


おじさんかわいーーー♥とサンタさんへの愛に負けないしつこさで
iPhoneやiPadのアプリをしたいとねだります。


そしてなんとなくおじさんぽい人には
すかさず
おじさん!と
どこでも声をかけるので、
その度にムッシューって言ってるんですと
弁解しつつ


頭の中で
ムッシューか?!と突っ込んでいる母なのでした



2015年1月17日土曜日

play


Au 2ème trimestre, la lecture de note, à fond chez nous !!

発表会のない2学期はどうしてもダレがち‥
毎年やる気の落ちる子が出てきます。
こんな時こそソルフェージュ力をつけて欲しい!と
今年は私も気合いを入れて、休暇中に準備をしました。
皆が大好きなお姫様と王子様をあちこちに散りばめて‥







そしたらなかなか効果あり!
こんな可愛い絵も描いてくれて感激です。
ニヤリ


 楽しくなくっちゃ覚えないヨネ。

Play って遊ぶこと、と
思い出させてくれた娘っこ、さんきゅう

2015年1月15日木曜日

アフターシャルリー



シャルリー・エブド事件から1週間。
いたって平和な我が家の風景↑

大きなストのあった日曜日、私は親戚の集まりで
夫の実家にいた。

娘のお昼寝中に皆でテレビを前に
(我が家にはテレビがない、画面はたくさんあるけれどテレビのアンテナがないので
インターネットかDVDしか見れない)
デモに集まった人数と、各国の首脳たちの行進をびっくりしながら見た。

フランスはなにか突然、団結しているように見えた。

4年前に震災が起こった日本をみて
俺たちは絶対あんなふうに団結できないだろう、と自嘲していたフランス人達が!


このストの意味はなんなの?だれに反対してるの?と

外国人の嫁の特権で聞くと
テロリストだよ!と家族が答えた。

そうかテロに対してか

たしかに
 私はイスラム教徒だ
 とか
 ユダヤ教だ

という
プラカードもいくつか見える。

神様達はバカンス中というユーモアのあるイラストは
いいなと思った。

ここ数日のフランスはピーンッと張りつめていたから。



さて昨日の朝レッスンをしていると
中学生の生徒さんが

 私たちが先週ここでピアノを弾きながら笑っていたとき
(笑っていたっけ?)あんな悲惨な事件が起こっていたなんて
 信じられない

と言って

わたしはシャルリーと
ホワイトボードに書き残して行った。

わたしはシャルリーはすっかり流行語のようになって
T シャツは売り出される、歌も出てくる‥

その一方で学校で黙祷を拒否した子供達の話もいくつも聞く。
過激すぎたシャルリー、いい気味だと言うんだそうで
先生はそんな時どんなふうに対応するんだろう。
Facebbokでは私はシャルリーではないとか
これは政治策略だとか
そういう反論もさっそくでてきたり、実は全然団結していない。

そりゃそうだ。フランスだもの。
守りたかったのは表現の自由、いろんな意見がある。




それにしても
事件後にジャーナリズムに踊らされるこの感じ、あーあーなんだか嫌だなあ


というのが結局
私の感想。







2015年1月8日木曜日

Je suis Charlie







もうすぐ正午のスーパーに1分間の黙祷のアナウンスが流れた。
この時、フランス中が昨日のテロ事件の犠牲者を想ったことだろう。

夕方レッスンにきた子供達も学校で黙祷したそうで
ショックを受けていた。

シャルリー・エブド社という風刺新聞を私は読んだことがない。
左寄りの友人が持っていたのを見かけたくらい。

風刺ユーモアで政治家や教皇をこきおろすという
この新聞には根強いファンもいるけれど敵も多く
数年前にはやはりイスラムのグループによる放火事件もあった。

それでも筆を捨てずにユーモアを持って戦うことを選んだイラストレーターを含む
12人が亡くなって
この新聞は消えるどころか
かつて無いほど世界中から注目を浴び
表現の自由を訴えて各地でストが起こっている。

Je suis Charlie  私はシャルリー

=私は自由

ということ?

フランスで生活していると宗教の違いを感じるのは日常茶飯事。

講習会で豚肉は食べませんというイスラム教徒やユダヤ教徒の生徒さんもいるし
カトリック系の学校に行っている子も多い。

神社で結婚して、子供達のところにはサンタクロースが来て、お葬式はお寺で‥という
日本の風習を話すと皆目を丸くするけれど、
他者を受け入れる多神教の教えがあれば
世界はもっと平和になるんじゃないか。
宗教は救いを求めて信じるものじゃないのか。


でもこれは宗教の問題を超えている。
自由さを詠った筆が暴力で圧し折られるなんて、どう考えても間違っている。












2015年1月4日日曜日

Duo Empéri デュオ・アンペリ

Voici le premier concert 2015 avec le duo Empéri.
Merci et Bravo à Eva & Philippe.
La salle était plaine et
le public était enchanté...l'année commence bien !








土曜クラシックの新年は
クラリネットとピアノのデュオ・アンペリで幕開けでした。
サロン・ド・プロヴァンスのアンペリ城というお城の庭に
音楽院があり、ふたりはそこで先生をしています。
我が夫も秋からこの音楽院に勤めているので、ふたりとは同僚です。
しかもピアニストのフィリップと私たち夫婦はパリで同門!
そんな嬉しいいろいろな偶然が重なって
今回演奏に来てくれることになったのでした。

息のぴったり合った演奏とバリエーションにとんだプログラム
(プーランク、コスマ、リスト、ガーシュイン‥)で
子供達からシニアの方までお客さんの反応はとっても良く、盛り上がりました。
この洞窟のような会場にエヴァの澄んだクラリネットの音色が映えたこと!


あけましておめでとうございます!という夫の挨拶で始まったコンサート。
冗談もすべることなく(笑)お客さんからツッコミが入るほど。
常連さんも増えて来て、本当にあたたかい良い雰囲気になってきました。

来月はお琴とフルート、こちらも楽しみです!



2015年1月2日金曜日

2015!

足早に過ぎていった1年を振り返る暇もなく
新しい年が明けました。

クリスマスから年越し、元旦、と
あちこちで親戚パーティーが延々とつづき、
今日の午後はボイコットして
ひとり家に残った私です。

いいねーゴーイングマイウェイ!と思いながら
したことと言えば
ダンボールやら空き瓶やらパーティーの残骸を捨てに行き
掃除機をかけ
ちょっとピアノを弾き‥

地味!


娘はどうやらかなり賑やかな性格らしく
しかもいろいろひとりで出来るようになって
注目を浴びたい年頃なので
毎日はしゃぎまくっています。

ボルドーからやってきた3ヶ月の従兄弟マテオくんに
夢中で
ベベー、ベベーッと3分おきくらいに叫んでいます。

しかしまあ赤ちゃんって
あんなにちっちゃくってフニャフニャしてたんだっけ?


2年足らずでこんなにやんちゃになるなんて!






2015年の新しい日々に
笑顔と健康が付き添ってくれますように

なるべくまっすぐ前を向けますように

今年もどうぞよろしくお願いします。