2012年4月21日土曜日

あんまりな猫可愛がりはしない



Dompteur de fauve
猛獣使い


Toujours ensemble
いつも一緒


Qu'ils sont adorables...!
かわいいぞ 猫たち!














おれはとらちゃんを撫でてやったり抱いてやったりするが
あんまりな猫可愛がりはしない。
なぜなら猫というのは孤高で神聖な生き物だと思うからだ。

(中島らも『とらちゃん的日常』より)

あんまりな、の「な」に同感。

おっとりと、しかし辛口でいつもおれ調のらも氏が
文中でずっと「とらちゃん」と呼んでいるのがおかしい。
猫には
ヒトを狂わせる魅力があると思う。


さて我が家の黒猫エベンヌはそれこそ猫可愛がりされるのが大好きで
自らすりすりと誰にでも寄って行く。


けれどプライド高きアルバトロスは
お客さんに赤ちゃん言葉で話しかけられたり
いきなり撫でられたり
もしくは抱っこされたりした日には
ものすごくムッとする。

これはエベンヌが来てから始まった。


たぶん
誰かさんといっしょにしないでくれい、こちとら大人の男ですぜ!
と思ってるんじゃないかな。






せっかくかまってくれたお客さんに申し訳なくて
私はオロオロするけれど
そのきっぱりした態度にはちょっと憧れる。

そのくせ私たちにはものすごく甘えん坊で

(今もパソコンのキーボードを打つ私の膝の上にいる)
とくに赤ちゃんの頃から育ててくれた夫には
それはもうべったり。

エベンヌみたいに愛想よく生きられたら楽だろう。



だけど
皆を好きになれないように
皆から好かれる必要もない、
アルバトロスはそれを全身で教えてくれる。






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