2010年11月23日火曜日

しあわせなねこの秘密 Le secret des chats heureux

 なんだか絵本の題名になりそうなフレーズだけど
じつは猫のストレスを減らすスプレー「フェリウェイ」の
サブタイトル。中身はフェイシャルフェロモンという
猫の顔から分泌される匂いの成分だそう。
猫が人や物にスリスリと顔を押し付けて来るのは
リラックスしているときに親密フェロモンを出しているんだって!
知らなかった。。。



さて春に黒猫エベンヌがやって来て
みるみる体調をくずしたアルバトロスは夏の終わりにはすっかり元気になった。
病院でどんなに検査をしても原因が見つからず
結局ストレス?ということになったので
それから私たちはそりゃあもう大々的に
アルバトロス中心のような暮し方をした。

いやーアルバトロスの頭のいいことって言ったら!
いやーアルバトロスのシックな歩き方って言ったら!

とちょっと大げさなくらい褒めまくって
しょっちゅう撫でたり抱っこしたりしていたらみるみる元気を取り戻した。

と思っていたら
このごろ‥‥エベンヌが
私たちにくっついて眠るアルバトロスに猫パンチで
ちょっかいをだすようになった。
そして隠れてあちこちにオシッコをし始めた!

エベンヌを叱りながら
何度もクッションやバッグを洗って
困りはてていた私に友人が教えてくれたこのフェリウェイ、
使い始めて数日、エベンヌもアルバトロスも
なんとなくリラックスしている様子で
隠れオシッコもとまっている。

そして私たちはエベンヌを叱るのをやめた。

そりゃあまだ1歳だもの、遊び盛りで悪戯もするよね。

でもアルバトロスと比べたのは良くなかった。


なんて反省していたら
今日レッスンした姉妹、最近おねえちゃんが
モーレツ焼きもち病でクリスマスの発表会に弾く筈の連弾が
ぜんぜん上手くいかない。

上手くいかないのはぜーーんぶ妹のせいで
なのに妹はいつも皆に褒められる、
まちがっても謝らない、と泣きじゃくる。

フランスの子供の表現力には
しょっちゅうびっくりするけれどこの子もずいぶん劇的な子で

だいたいあの子は悪魔よりひどいの、
昔は(!!彼女は8歳、妹ちゃんは5歳)あんなに
かわいかったのに
あの優しかった子はどこかにいっちゃった、
私の前でだけいじわるだけど外では良い子ぶってるから
皆ちやほやして、、両親は私を古い靴下みたいに捨てて
ぜんぜんかまってくれないの!

と一気にまくしたてる。

ご両親もベビーシッターさんも、そして私も
頭を抱えてそんなことはないと言い張るのだけど
一度ハマったら抜け出すのが難しいこのビョーキ。
かわいい顔をゆがめて訴え続け、
そして妹ちゃんもどうしていいかわからない顔で
なんとなくびくびくしている、、

私は喧嘩の原因になるなら
連弾は強制しないのでソロの曲をしっかり練習するように
と言うことしかできなかった。

ああ可哀想に、焼きもちは焼いてる本人が一番つらい。
猫のフェロモンが人間にも効けば良いのに、
とつい思ってしまう。
ヒトサマの子をついうちの猫と比べてしまうのは私の悪い癖だけど
猫の仲にはほんとにほんとに真剣に悩んだからなあ‥


早くあの子も幸せな猫みたいな顔にもどりますように。





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