2011年3月27日日曜日

ながい1日



来週スペイン人の友達でピアニストのアナが
演奏に来てくれる。
そのポスター張りで昨日はお隣の村、サンシャマに行った。
最近毎月行っているので
今ではどこでもすぐに快くポスターを張ってくれるようになった。


うちの村よりもずっと人が多いこの村は
まるで海のようなベール湖
(うちに遊びに来た人は2階から見えるこの湖を見て
あれ海?と必ず聞く。
 Etang de Berreと呼ばれていて勝手に貯水池?と思っていたら
Wikipediaでは湖となっている
フランス人に聞くと湖Lacではない、というのだけど‥)
と隣接している。
ヨットがぷかぷか浮いている港まであって
こんな晴れた日はとても気持ちがいい。
役所のまえで
プロヴァンスの衣装を着た人たちが
なにやら式典をしていた。

そして私のだいすきな
夢のある外観の図書館。




さて夜はうってかわって、アルバイト!
ケータリングの会社を興した友達の手伝いで
夫はたまに結婚式や貸し切りパーティのサービスをすることがある。


きのうは260人に前菜からデザートまでコースを出すという
大きな仕事でどうしても人手が足りない、と私まで
駆り出されたのだ。

ちょっと緊張していたのだけど
行ってみれば
なにしろ260人のお客さんに対して
料理と給仕で14人のチーム。
はい、ここにサラダを置いて、
はい、ソースをかけて、
お皿をさげて、とやることが
山積みで
夜の8時から朝の4時まで8時間あっという間だった。
さすがに最後の方は
足がガクガクしていたけれど
最近頭の緊張が続いていたので
わかりやすい肉体労働も悪くない、と思った。






夜明けまで踊り続ける人々。
彼らの殆どが40代から60代くらいだった。
いったい
このパワーはどこから来るんだろう。


そして残った食事や飲み物を捨てながら
もったいないなと
日本の現状を思った。


私にとって日本はいつだって便利で清潔で
なんでもある天国みたいな場所で
そんなふうに自分の国の心配をする日がくるなんて
考えたこともなかったのに。




けれど朗報もひとつ。
先週村長さんとばったり会ったら
日本のことをとても気にかけている、
できたら村から被災地に義援金を送りたいので
一緒にいろいろ企画をしましょうと
言ってくれたのだ。


うれしかった。


さあ、私も元気をだして
ここにいるからこそできることを探そう。


これから忙しくなるかもしれない。
だけど忙しい方がいい。
こんなときは。



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