2011年3月24日木曜日

それぞれのドラマ





今日は久しぶりに日本人妻会があり先月2人目の赤ちゃんが産まれた
お友達の家に集まった。
こんな時なのでよけい日本語で話ができて嬉しい。

先日ルモンド紙に、今回の地震で日本を去ったフランス人留学生たちの話が載っていた。

留学したくらいだから
日本が好きで日本に憧れてそこで暮していた若者たちだろう。
大使館から東日本を離れるようにという指令がでて、
そしてフランスの家族からの強い帰れコールに逆らえずに
泣く泣く帰国したけれど
心残りと罪悪感に苛まれているという。
過激さを煽るフランスのテレビよりも
日本の被災地にいる友人からの便りに安心するという。

外国人はさっさと帰った

なんて言うのは簡単だけどそこにも絶対
それぞれのドラマがある。

そしてこれからそのドラマをしょって生きていくのだ。
帰った人も、残った人も。

たとえば日本に家族や仕事があったらまた考え方も違うだろう。

国をふたつ持つということ。

どちらにも属しているようで

どちらにも属していないと感じること。

そしてすべては自分で決めた結果。

ルモンド紙の記事☟
Le douloureux retour des étudiants français du Japon - LeMonde.fr


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