2011年12月4日日曜日

僕らはヨーロッパにいる



Nous étions ravis d'accueillir "Sudameris " aux samedis classiques de Cornillon-Confoux hier soir.http://www.sudameris-jazz.com/
Le public a été conquis par la musique tellement belle et originale.
Ils vont jouer à la cité de la musique de Marseille lundi 5 Décembre...Merci encore à tous!
http://www.citemusique-marseille.com/concerts/djazz-oratorio-jazz/


12月の土曜コンサート、ジャズグループSudamerisを迎えて
大いに盛り上がりました。


満員御礼!
まずはピアノとコントラバス、ドラムのアコースティックトリオで
コンサートがスタートしました。
モーツアルトのトルコ行進曲からミッションインポッシブルなど
おなじみのメロディーが鮮やかにジャズ化‥
お客さんはもういきなり釘付けになっています。
そしてスラマーのAÏssa Mallouk アイサ・マルク氏が登場。
身長は2メートル近くあるんではないかしら
なにかタダモノでないカリスマ性のある彼です。
スラムというジャンルを私はよく知らなかったのですが
詩人であり、ミュージシャンであり、つまり
言葉を操るプロフェッショナルです。

歌手の女性も加わって
どんどん熱気を上げる会場。



志村けんを彷彿させるおとぼけなロベール氏、なのに
ピアノに向かうとヒトが変わります。
それはもう魂の演奏という感じ!

彼らのシンボルである蓄音機、これもちゃんと
ショーに使われます。
地元ですからね、といいながら
蓄音機からはストコフスキー指揮のビゼー『アルルの女』が流れ、
そこに
アルフォンス・ドーデの『アルルの女』の朗読、
そしてジャズトリオの組み合わせ‥
なんとも言えない素敵な世界が現れました

後半のノリノリの曲では
立ち上がって踊り始めるヒト続出!!
これは普段では見られない光景です‥


見よ、このラフなスタイルの彼ら!
















紙のプログラムにプロフィールをずらりと載せて
きっちりと決まった曲目を演奏するいつものクラシックのスタイルとは
ぜんぜん違うコンサートです。
曲の間に毎回ピアノのロベールかスラマーのアイサが
メンバーを敬意を持って紹介し、曲目の説明をしてくれます。
それはまさにライブ!

『アメリカではよく、昔のミュージカルのメロディをジャズに使います。
だけど僕らはヨーロッパにいる、ヨーロッパにはクラシック音楽という
宝物がある、それを使わない手はないと思ったのです』
というロベール氏の言葉に、私はなにかものすごくぐっときました。
クラシック音楽発祥の地であるヨーロッパでさえ
クラシックを日常の音楽と思っている人はごく少ないからです。

毎回足を運んでくれるお客さんは別として
客席の顔ぶれもいつもと違っていたけれど、
こんなコンサートこそ、クラシックファンの人たちにも聞いてほしかったなあと
思いました。

この自由な世界にすっかり心を奪われた一夜でした。
12月5日にはマルセイユのシテ・ド・ラ・ミュジークにて
コーラスとオーケストラを加えたショーを行うそうです。
http://www.citemusique-marseille.com/concerts/djazz-oratorio-jazz/

快く出演を引き受けてくれ、すばらしい演奏を贈ってくれた彼らはもちろん、
コンサートの準備や後片付けを手伝ってくれた友人、
たくさん集まって下さったお客さんに深く感謝します。


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