友人の家に行くと
あちこちに絵が立てかけられている。
それもすごく力強い絵ばかり。
ひと月前からイソウロウしている
友達の絵だという。
椅子の上に無造作に置かれた
ゲンズブールの肖像に魅入っていると
描いた本人が帰って来て
ちょうどこの絵の前に
自転車を置いた。
「写真を撮ってもいい?」
と聞くと
慌てて自転車をどかして、
それから恥ずかしそうに
1年間暮らしたというインドでのノートを
見せてくれた。
それは躍動感あふれるインドの風景や人々のスケッチ、
切符やポストカードのコラージュ、
詩のような走り書き、
どんな写真のアルバムよりも
彼の感動が伝わってくるノートだった。
ページをめくっていくと
突然「旅はまだ続く」と日本語が飛び込んで来た。
インドで知り合った日本人に書いてもらったそうだ。
参ったなあ。こういうの、私弱いんだ。
この若い画家の名は
Alexi Carbonnier
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