マルセイユを中心に活動するバンブーオーケストラというグループが
隣の村にやってきた。
ちょうど先日パリの友人から話を聞いたばかりだったので
楽しみにしていたのだけど、
それは素晴らしかった。
竹取物語をユーモアたっぷりの音楽とお芝居で綴るスペクタクルで
竹で作られた舞台装置も衣装もみるみる楽器に早変わり、
こんなにいろんな音が出るんだ!と
ため息がでた。
終了後、友人のコネクションを頼りに楽屋に押しかけ、
演奏から楽器創作、作曲、演出を
手がけているという日本人のメンバーの方にお話を伺った。
日本の伝統音楽では、
竹は尺八など笛く楽器には使われていたものの
叩く、という考えはなかったそうで、
彼こそ竹の打楽器の発案者(今から20年前)という。
それにしても、こういう視聴者を楽しませるコンサートは
柔らかい頭と心なしには難しいと思う。
それには即興や他の分野との合同が不可欠、
私はどうも最近、そちらの方にぐぐぐと惹かれている。