2010年10月15日金曜日

つながっている

先週に引き続き生徒さんの絵↓渋いトリオ!












コンサートの会場を探していたら
ものすごいお屋敷から連絡があった。
お城みたいなそれはびっくりするようなお屋敷で
サロンだけでも我が家全部合わせたより広い。
そこにヤマハの白いグランドピアノがあって、
話を聞いていたら
つまりプライベートコンサートをしてほしいとのこと。
素性の知れた文化意識の高い招待客のみの音楽会‥?!

いやんなっちゃうなーー

フランスという国は貧富の差も激しいけれど
文化的な意識もまちまちだ。

クラシックなんて難しくって頭が痛くなっちゃう!という人たちと

クラシック意外は音楽じゃない!というブルジョアな意見、

この両極端の間で私たちはよく頭を抱える。

カルチャーがある、というのはひとつの褒め言葉だけど
カルチャーは自慢するためのものじゃない。絶対に。
お金があるからって意識が高いとも限らないし
べつに文化意識が高くなくたって
幸せにきちんと暮している人はたくさんいる。

だから、どっちかといえば前者の、
クラシックー?という人たちが偶然コンサートに来て
あら、なかなかいいじゃないの
と言ってくれた方がシンプルで断然嬉しい。

そりゃあ演奏の仕事と割り切って行くならアリだけど
自分たちで企画したコンサートシリーズはそこではできない、
と判断した。
会場がお客さんを選ぶなんて、なんだかおかしいじゃないの!

しかし役所と観光局以外はスポンサーもないこの企画、
五千部作る小冊子の印刷代を宣伝費で賄うことになり、
実は先週からこの広告主探しに文字通り走り回っていた。
足で、車で、スクーターで。。

そして24コマある広告欄が、今どうにか埋まろうとしている。
広告を載せてくれるのは
楽譜屋さんや弦楽合奏団、ギター職人といった音楽関係だけでなく
レストランや喫茶店、託児所、
画家や仕立て屋さん、蜂蜜屋さん、農家、など
本当にばらばら。

どうしても宣伝が必要、というよりは
私たちの企画を応援してくれる友人たちが
よっしゃ、と快く返事をしてくれたというのが殆どで
本当にありがたい。

それにしても人生はふしぎだ。

私はいつか田舎道をスクーターで宣伝とりに走る日が来るなんて
夢にも思わなったもの。




ブログ村ランキングに参加しています

merci!

にほんブログ村 猫ブログ シャム猫へ
にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ