2010年5月9日日曜日

大人と子供の甘さ加減

夫の妹のマガリーが遊びに来ている。
クリスマスも巡業に出ていたダンサーの彼女に会うのは
ほぼ1年ぶり。
冬に逆戻りというような寒い日が続いているのだけど
やっと少ーし青空が覗いたので大急ぎで支度をして
3人でエクスの蚤の市を冷やかしに行った。



この時期は週末ごとにあちこちで
蚤の市やガレージセールが開かれる。



私は蚤の市が大大大好きなのだけど、
エクスの一番大きな通りで開かれる市は
まったく手のでないような値段のものばかり。
本当に冷やかしになってしまった。




たとえば写真には撮れなかったけれど
中が抽き出しとハンガーラックでクローゼットになっている
大きな古いトランク、550ユーロとか。



唯一の掘り出し物は古ーい『ぞうのババール』!


遠くからこの本が見えて、駆け寄って手に取って
全然高くない値段を言われた時は本当に嬉しかった。



というのも、『ぞうのババール』に
フランスの作曲家プーランクがピアノ曲を書いている、
その楽譜を少し前に買ったばかりなのだ。
プーランクは親戚の子供たちがこの本に夢中になっているのを見て
作者ブリュノフの承諾を得て音楽を付けたという。
私はこの中の一曲を偶然知ってその美しさに衝撃を受けて
全部弾きたくなってしまった。
大人っぽい音楽がかえってぴったり。
というのも子供は甘すぎるものよりも
ちょっと切なくなるような苦いお話や音楽を好むことが多いからだ。
そしてそれは子供時代を忘れていない大人が書いたものだと思う。

いつかババールの朗読コンサートをしたい‥
これも私の数あるプロジェクトのひとつです。



Ma belle- sœur Magali est chez nous.
Dimanche,nous sommes allés voir la brocante à Aix en Provence.
Il y avait des jolies choses,mais c'était assez cher.
J'ai juste trouvé un petit trésor,un vieux livre de Babar.
Comme je venais d'acheter la partition pour le piano
que Francis Poulenc avait écrit sur l'histoire de Babar,
j'étais presque émue d'avoir trouvé ce livre.




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