2010年5月25日火曜日

好きだから作戦をたてるのだ



ここ数日、五月晴れで嬉しい。

発表会まであと数日となった。

自分自身が不器用で何事も時間がかかるタイプなので
生徒さんとも同じようにつきあっている。

たとえば発表会の曲を渡してから
いついつまでに音取りをして
いついつまでに暗譜をして、というように。

思えば中高時代、一夜漬けをするのは捨て教科ばかりだった。
(当時のセンセイ方、ごめんなさい)
好きな教科はしっかり作戦を練ってこつこつネクラに攻めるので
私の成績表と言ったらものすごい差があった。

そして一番大切なのは「好きなことは苦にならない」ということ

だから、生徒さんと向き合っていて
練習が足りない、と怒るときに
じゃあどうして練習したくないんだろう、と
いつも考えるようにしている。

教師として

ガミガミと機械のように同じことを繰り返さなかったか。
ダメダメって意味もなく言ってやる気をしぼませなかったか。

ピアノなんて絶対やらなきゃいけないわけじゃない。
好きだからやってる方が本人にもまわりにも
どう考えたって良い。

そこで最近気になるフレーズ「○○するのが楽しみになる」
何かの商品についていたのだけど、これは何をするにも基本だと思う。

好きな曲をスラスラ弾けるようになるのが楽しみ
皆の前で演奏できるのが楽しみ
去年より上手になるのが楽しみ  

動機はなんでもいい、
そんなふうに思えたら練習も苦にならないはずだ。

さて先週はリハーサル前で鬼のように厳しかった私、
今週は打って変わって優しくなって
「ここまで頑張ったから絶対大丈夫!あとは楽しんで弾こう!」と
皆に言うようにしている。

直前に焦ってどうなるわけじゃなし。
そしてたとえ全員完璧に弾けなくたって、
それぞれのやってきたことは必ず伝わると思う。
舞台で充分な力を出すためには
リラックスしてないといけない。

それには見守る私や親御さんたちがリラックスしていること、

子供たちはスポンジのようにこちらの感情を吸い取るので。



ブログ村ランキングに参加しています
merci!

にほんブログ村 猫ブログ シャム猫へ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ
にほんブログ村