2010年6月22日火曜日

エリコベンチ

ワガママ承知で言うと
時々ワタシ、透明人間になりたい。



世間じゃ無名の私だけど、人口1300人の村じゃあ
知り合いばっかりです。

都会のアパートでは隣の人の顔も知らない、なんて
この辺の人は悪口みたいに言うけれど

それの何が悪いのさ!って思っちゃう。

そりゃあ皆ニコニコして挨拶し合って感じいいけれど、
たまには公園やカフェでひとりぼーっとしたいのです。

一応ここには公園もカフェも図書館もあるけれど、
どこに行ってもちょっとはおしゃべりしなくちゃいけないし
知り合いばっかりの中で自分の世界に閉じ込めるほど
私の孤独は強くない。

なんて思いつつ、でも家の中にいるのも息苦しくなって
夕方スクーターで出かけた。




そして!!

何度も通りかかっていたのに、その存在を忘れていた木のベンチを発見!!!


ずっと前、両親と散歩した時に父が座ってスケッチをしていたベンチ!

いやーーーーすっかり忘れていた。

ワタシ、俄然嬉しくなってしばらくここに座ってニタニタしてました。

夕方の風がなんともきもちいいのです。



あの丘の上が私たちの家のある村の中心部。


時々通りかかる車や二輪の人たちが
なにしてるんじゃ、という顔で見ていたけれど
歩いてる人はいないから話しかけられることはない。

丘の上の井戸端会議用ベンチとはぜんぜん違う開放感。

ここ、私の場所に本日勝手に決定!


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