
嫌なことがあってイライラしている時、
関係のない相方にあたりすぎるのも良くないと思って
外に出た。
外に出たって何もない田舎だけれど
夜は星がきれいだし、
昼間は明るい太陽が降り注ぐ。
気晴らしに買い物しすぎて後悔することもない。
ふと思いついてガレージに溜まっている
空きビンを捨てに行くことにした。
ビンのゴミ捨て場は普通のゴミ捨て場と別のところにあって
何時かまとめて車で持って行って捨てようと言ったまま
ずいぶん溜まっているのだ。
そうだ、歩いて持って行こう。
夕暮れに空きビンを運ぶ女。
ゴミ捨て場に着いて、ひとつずつビンを捨てる。
帰り道に
「こんばんはエリコ!」と上から声がして見上げれば
教え子の女の子が二階から手を振っている。
その瞬間、なんだか知らないけれど
ひどく吹っ切れた気分になった。
悪くないなあと思ったのだ。
ここが今の私の居場所だ。
ゴミ捨て場、ではなくて
フランスの辺鄙な明るい小さな村が。
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